好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

登山研修所 山岳遭難救助研修会 No.2

停滞前線で奄美地方では大変な被害が発生しているニュースが流れています。今までに経験のない気象現象が発生すること自体が珍しいことではなくなってきたのでしょうか。本州各地でも集中豪雨が発生したことを忘れることはできません。通いなれた御在所山で起きた山崩れの爪跡は今も残ります。

研修会も中盤になりました。雑穀谷の岩場やその周辺ばかりではなく、実際に過去発生した事故現場周辺で訓練する班もあります。自然の中での研修なので、不安定な足場や落石に神経を使いながら、救助のプロ達が学んでいます。

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登山をする私たちが事故や遭難を起こさない努力をするのは言うまでももありませんが、日頃の健康管理を怠った挙句の救助要請、目的とする山に合わない体力や準備不足が元の安易な救助要請は大変残念です。要請があれば命令として活動する彼らをそのような安易な要請で拘束してしまっては本当に助けを求めている人が助けられないのだ、と自覚しなければいけないと思います。

最低限の登山技術を学んで、自分のことは自分でできるようになりましょう。

「自己責任」という言葉はある時から流行り言葉から定着してきた感はあります。山に行って自己責任で下山できれば良いですが、その時にどうにもならないこともあります。助けを求める事態になってまで自分一人で何とかしようとして死んではいけません。救助要請をしましょう。

私が考える「自己責任」はもう少し範囲を広げたいと思います。登山計画書を作る、家族に行先を伝える、山岳保険に加入するなど、何かあった時にかかる費用が少なくなるように段取りを作っておくことだと思います。

計画がわからない中で「うちの人が帰ってきません!」と言われて捜索、見つけた後に「なぜ、もっと早く見つけてくれなかったのだ!」とか、助けられた本人が助けられた後にのど元過ぎて「これは遭難ではない、自分で降りてこれたのに・・・」などと発言することが無いようにするのも「自己責任」の一部だと思います。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPでは、キノコ鉱物、自然、花、地質、鉱物などを載せています。