好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

植物と友達になろう! VOL.15 「カタクリ」

可憐なだけではない、植物の生き残り戦略を調べてみました。

もう里の見ごろは終わっている時期ですが、雪深い地方ならこれからが見ごろかもしれません。

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春の妖精 スプリングエフェメラルの代表格と言えば、落葉樹林の林床で出会える「カタクリ」ですね。

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雪解けが進む4月下旬からは各地の山間地で見ることができます。

ブナなどの落葉広葉樹が葉を茂らす前、真っ先に葉を広げ、花を咲かせます。実はカタクリは明るい陽の光が好きな植物なのです。愛らしい花弁が特徴ですが、急がないと緑蔭に陽を遮られてしまうので、頑張って結実させます。

可憐な紫色はマルハナバチなどの昆虫の注意を惹き、受粉して結実して、地表に姿を現して4~5週間で地表から姿を消してしまいます。夏眠です。

誰ですか!加藤は早寝で睡眠時間が長い!と言うのは!

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種のお表面にはエライオソームという」甘い物質があり、蟻が運ぶことで生育域を広げます。花をつけるまでには7年程の歳月がかかります。蟻に仕事をさせるのはスミレの仲間にもあるようです。

寒冷な雪国だけでなく、千葉県や埼玉県など冷涼な地下水が湧き出る里にも「カタクリの里」があります。

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