好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

岩場歩きは足元から。

日に日に暑くなってきますね。

前線が上がったり下がったりするので、蒸し暑かったり、涼しかったり、湿度によって全然違います。

先日の講座は、瀬戸の潮風が心地よかったです。f:id:yoshida1487:20180521145614j:plain

岩場・鎖場の歩き方を学びました。f:id:yoshida1487:20180521145858j:plain

岩場でのバランスは、慣れていないと難しく感じます。目の前に岩があるので手元に意識がいきますが、大切なのは足元です。足元が安定していれば、次の動作に移りやすくなります。

f:id:yoshida1487:20180521150104j:plain脚力に自信がない方はハードブーツがお薦め。ソールが曲がりにくく、岩場に安定して立ち込めます。低山の岩場のように短い区間であれば、ソールの柔らかいトレッキングブーツでも良いと思います。アルプスのような森林限界を越える山域は岩場の連続ですし、背負うザックも大きくなるので上半身が重くなり不安定になります。全身を足元をから支えてくれる靴は山域に合わせてチョイスしましょう。 

登山道わきにあったスズメバチの巣。 コガタスズメバチでしょうか。f:id:yoshida1487:20180521150159j:plain女王蜂が巣作りを始めていました。この時は、1匹でホバリングしながら威嚇してきました。6月頃から、羽化が始まり巣はドンドン大きくなっていきます。それに伴って、働きバチが元気に飛び回り始めます。防衛本能が高くなり、巣の周りに近付くと攻撃的になります。着々と工事は進んでいます。

山には様々な危険があります。危険を事前に回避するには経験が必要ですが、その対処法は事前に学ぶ事が出来ます。

好日山荘登山学校では、危急時に対応する机上講座を開催しています。コチラ

是非、一度受講してみて下さい。