好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

あなたの靴底 大丈夫? 「ラバーの摩耗と劣化」

高山や北の山々には雪が積もりだしました。紅葉は北から南、山稜から里へ下り、紅葉が見頃を迎えていますね。

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無積雪期の山道は登山靴にとってストレス一杯です。アプローチ林道のアスファルト、砂利道、岩場、泥、雪渓、渡渉などで、ビブラム社に代表される登山靴底は常に磨耗しています。

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引退した私のスポルティバALPエボ ですが、新品と比べるとエッジは丸くなり、アッパーを保護するラバーランドは削れひび割れしています。こんな状態まで使ってはいけませんね。 予想を超えたスリップは怪我の元です!

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登山靴のアッパーは岩などに接触して傷みやすいので、ランドラバーと呼ばれる薄いラバーで覆われています。車でいうところのバンパーの役目もあります。小さいスタンスに立ち込み、緩やかに靴底が曲がるとアッパーにもストレスがかかります。

ランドラバーは自らの身を犠牲にして本体を守ってくれているのです。ですから、ひび割れしたり接着面が浮くようなストレスは当然だと思っています。

靴底の張替をすると靴底だけでなくランドラバーもすっかり新しくすることができますよ。履きなれた登山靴なら早めにお店に持ち込んでみてください。

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雪山シーズンが近づくと、保温性が高い登山靴が必要となります。冬用はどこが違うのでしょうか。見た目からチェックしてみました。

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上はスポルティバ ネパールエボですが、靴底は明らかに厚みがあり、ブロックパターンも掘りが深いですね。剛性も高く先端にもコバが付き、ワンタッチアイゼンに対応しています。

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雪をしっかり噛み、排雪し易い形状です。冬用登山靴を無積雪期に使いすぎると、靴底ラバーが傷がたくさんついて、雪離れが悪くなってスリップし易くなります。

登山靴は目的に合わせて使い分ける方が良い性能が長持ちしますね。

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アッパーに保温材が入っているのは当然として、足首にはカフが付いて暖かい空気を外に逃がさない仕様になっています。

さあ、冬用登山靴は正直言って取扱い数が少ないともいます。厳しい環境で使う物ですから、入荷のタイミングで自分にピッタリのモデルとサイズを手に入れた方が絶対に良いと思います。

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 11月以降のご案内です。

六甲山ミステリールート 11/10 12/13 1/12 2/1 3/6 催行決定 実施します。

関西日帰り雪山歩き 1/13 岩籠山 1/14 西方ヶ岳 1/15 野坂山

関西日帰り雪山歩き 1/26 堂満ルンゼ 1/27 武奈ヶ岳 1/28 鎌倉山

中部山岳の雪山企画

 11/22-23 12/16-17(催行決定) 木曽駒ヶ岳登頂と雪上技術講習2日間

 12/24-25 八ヶ岳蓼科山山頂で山小屋泊2日間

 12/31-1/3 南アルプス甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳 4日間