好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

野山で出会う花 VOL.10 「タムシバ」

雪が消えつつある1000m級の山肌、新緑を迎える直前、タムシバの花が白く目立つ季節です。ひょろっと背高くなった大木もありますが、登山道脇にも見つけることができます。

f:id:katomoji:20170419103942j:plain

モクレン科モクレン属でコブシも同じ仲間です。コブシの花の付け根には一枚の葉が付きます。

f:id:katomoji:20170419133204j:plain

山で見かけるタムシバの花の付け根には葉はありません。

f:id:katomoji:20170419105042j:plain

別名「ニオイコブシ」とも呼ばれ、葉や小枝を噛むと爽やかな香りがします。クスノキ科の「クロモジ」と共に、山のハーブと呼ぶ人もいます。

f:id:katomoji:20170419104652j:plain

語源は山で生活する人が食後に「噛む柴」→「カムシバ」が転じて、「タムシバ」となった説があります。カ行からタ行になまるものなのか、本州、四国、九州のどの地域でも同じなのか。どうでしょうか?

f:id:katomoji:20170419104734j:plain

花の中はどうなっているのでしょうか。たくさんの雌しべの塊を雄しべに取り囲んでいます。

f:id:katomoji:20170419104900j:plain

雄しべの色合いが異なるのは成熟度合いによるものでしょうか?

葉の裏が白っぽいことも、コブシとの差異点なので、次の山行で確認してみます。秋には少しギョッとする実も確認しないと。

じっくりと高山植物を観察できる山歩きツアーのご紹介です。良し、写真撮影をじっくり楽しむも良し、少し贅沢な企画です。

f:id:katomoji:20170419111359j:plain

7月17日から20日は北アルプスの最北端 花の名山朝日岳を巡るツアーを企画しました。

南アルプス白根三山縦走は7/10から14です。

加藤校長と歩こう シリーズ はこちら。