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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

冬後半

★山下勝弘

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11月になると長い冬が始まるな、と思いますが、

3月になるとあっという間に過ぎた、と毎年感じます。
勿論まだ冬は終わってないですけどね。
これからは晴れた昼は春、一旦荒れたら真冬です。

写真は3/12の鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳(左から)

 

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私の冬のガイドはアイスクライミングが殆ど。
今年も北海道はじめとして色々なところへ氷を叩きに行ってきました。

氷瀑が発達するにはただ寒いだけでなく、時々気温上がり、

雪が溶けたり水流が発生して、氷にまた氷が上乗りされると大きくなります。
今年はそこそこ寒波もあり、気温上昇もあり、なかなかいい氷ができてます。

 

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先週末、長野県菅平の宿に泊まった時、そこのオーナーの話では、
昔は菅平の雪はサラサラだったが、近年は重い湿気った雪が多いと話してました。
原因は諸説ありますが、環境は変化してると感じます。

日本のこの緯度で大量の雪が楽しめるなんて幸せです。

そしてこの雪と土地が美味しい水を作ってくれます。

 

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写真は八ヶ岳でのレスキュー訓練。

冬はシート搬送で雪の上を引きずる方法が講習会等で行われますが、
これは要救助者にとっては地獄です。より悪化します。
私も訓練で2時間以上シート搬送されたことがありますが、
冷えて低体温症になる手前、直接雪の上で引きずられるので乗りごごち最悪。
それでは救助ではなく、ただの物の移動となってしまいます。

安易な技術、技術に溺れた技術は使わない方がいい、ということです。

 

この訓練ではレスキュー用のボートを使い生身の人間を入れて、

雪の上を移動して滝を降ろして、小屋まで搬送しました。

保温の手当てもちゃんとしてますが、1時間以上も入っていると

要救助者役には試練です。