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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

雪山での生活技術 「 水を確保する 」

★加藤智二 山の生活術 ストーブ

登山でのテント生活では食事や飲み物に必要な「水」を確保しなくてはなりません。 キャンプ施設の水道設備の話ではないので悪しからず。出発前に詰めた飲む水筒やテルモスでは足らないのです。特に雪山でテントを張り装備の整理を終えたら、夕食づくり前にまず温かい飲み物を飲みたいものです。雪山では行動中の水分摂取が足らないことが多いですからね。

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雪を融かせば「水」になります。水作りは雪山登山には欠かせない技術です。「きれいな雪」を掘りだして使います。雪には厳冬期空気をたっぷり含んだ粉雪から寒暖の差によって水気たっぷりとなったザラメ雪など様々です。コストパフォーマンスに優れたガソリン利用モデルはカッコイイですね。

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燃料を節約して効率よく雪から水を作るポイントがあります。

1:コッヘルにたっぷり雪を詰め込んだら、呼び水を入れて雪を湿らせます。

2:コッヘル外側には水滴が結露するので、小まめに雑巾で拭きとります。

3:風がある場合は風防で囲います。

4:一定量の水ができたら水温が上がる前に水筒に移し替えておきます。

メンバーや共同装備の空水筒に水を詰め、各自のテルモスに熱いお湯を詰めたら、メインの夕食作りへ。

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大きなコッヘルをゴトクからずれてひっくり返すと困るので、セパレートタイプを使うことも多いです。どのコンロタイプを使うとしても、熱湯による火傷を防ぐために「必ず誰かが取っ手を持ちます」手を放したいときは必ず申し送りし、取っ手のバトンタッチ!です。

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ご飯炊きや飲み物作り用に一台あった方がいいですね。コンパクトで風に強いカートリッジモデルは私のリュックサックの中でいつも待機しています。

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テント泊登山では夕食は明るいうちに済ませたいものです。天気が良ければ温かい服装をして、屋外で済ますのがベターです。そうは言うものの予定通りにならないことも。天気が悪くなればテント内での炊事もあります。どんなリスクを覚悟しなくてはいけないのでしょうか。用心!用心!

1:酸欠注意!出入り口は必ず開け風の通り道を確保します。

2:火災注意!ガスカートリッジ交換や燃料補給は消火し、テントの外で。

3:生地の破損!ナイロン・ポリエステルは炎の熱で簡単に穴が開きます。

4:鍋の転倒・火傷!人が動くとテントマットが意図せず、ズレ動くことがあります。

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北アルプス/奥穂高岳(おくほたかだけ 3190m)登頂 募集中