読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

保温性に優れた登山靴を選ぶ 冬山準備編 VOL.03

★加藤智二 登山靴 装備について

冬、凍った登山道や雪の中を登るには保温性に優れた登山靴が必要になります。ご存知の通り私たちは平熱に近い体温で最も快適に活動することができます。最も重要な部位である頭部と体幹から離れた手先や足先はもっともはやく体温が失われてしまう部位です。

凍傷は装備不良と不注意によるヒューマンエラーです。

f:id:katomoji:20161031165401j:plain

登山用品店に並ぶアイゼン装着可能なコバが付くオールシーズン対応の登山靴と冬山登山靴は何が違うのでしょうか。雪に常に接触する冬に使う寒冷地仕様の登山靴には保温性が高められいるのです。⇒ 靴底が硬めでコバがあるものが冬用だ!とは限りません。

f:id:katomoji:20161031170107j:plain

ポイント1:アッパー素材に保温材が使われていること。

ポイント2:靴底に厚みを持たせ、断熱性を高めていること。

ポイント3:登山靴と足首の隙間を覆う(ネオプレン)カフが付いていること。

ポイント4オマケ:アッパー全体を透湿防水素材の生地で覆ってしまうビルトインゲーター仕様である。これは外見で寒冷地仕様だとわかりますね。

f:id:katomoji:20161031171058j:plain

保温性に優れた寒冷地仕様の冬山登山靴には次のような特徴があります。

ポイント1:靴底がフラットに近く剛性(曲がりにくい)ので、アイゼン装着時にフロントポイント(前爪)で立ち込んでも安定します。アイゼン未装着時の堅い雪面へのキックステップの時、キック時の力が逃げにくいため確実に蹴り込めます。これは疲労軽減の強い味方です。 角がすり減った歩行重視の靴底が柔らかく反ったタイプは当然、キックステップには不利です。目的に合った登山靴が安全安心につながります。

ポイント2:靴底のブロックパターンは彫り込みが深く、喰い込んで雪面をグリップします。合わせて喰い込んだ雪が「排雪し易い」形状になっています。 靴底がすり減り傷むと雪が靴底に付着し、いわゆる「ダンゴが付いた」状態になり易くなります。積雪期用と無積雪期用を使い分けることをお薦めします。

最近の傾向として、アイゼンの爪を可能な限り傾斜した雪面に喰い込ませたり、岩や氷の微妙なポイントに爪を喰い込ませるたりするため、足首が柔軟に動かせるものが多くなっています。⇒ 最新の冬用は重くて堅いギブスの様ではありませんよ。

冬用登山靴にサイズ妥協は禁物です。店頭でピッタリサイズを見つけたなら測購入してしまうのをお勧めです。

雪の企画のご案内です。 全て最低催行4名様から実施します。

12/25 雪山歩き in 那岐山   催行決定

12/31-1/3 南アルプス / 甲斐駒ヶ岳(2967m)と仙丈岳(3033m) 3泊4日 催行決定

1/14 雪山歩き in 岩籠山

1/15 雪山歩き in 高見山

1/21-22 伯耆大山/弥山(みせん 1711m) 催行決定

1/28 雪山歩き in 比良・堂満ルンゼ 催行決定

2/18 雪山歩き in 野坂山