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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

9月、10月は事故多発のシーズン…

★井坂道彦 ヘルメット レスキュー、危急時対策

9月は雨が多く、アウトドアをされる方には悩ましいシーズンとなったことと思います。10月に入ってからは天気が安定してきたものの、夏が天気良すぎたからなのか、9月の天気が悪すぎたからなのか、あまり紅葉は良くはありませんでした。

場所を選べば良いところはありましたが…9/30涸沢にてf:id:isakamichihiko:20161019104937j:plain

 

さて、9月は例年に増して遭難の多い月になってしまいました。。

私が把握している限りでも、穂高連峰だけで9月中に亡くなった方は5名にも及びます。
このうち1件はバリエーションルートにおけるものでしたが、その他はすべて一般ルート上での滑落によるものでした。
その4名の方すべてに共通するのが、ヘルメットを着用していなかったということです。

西穂~奥穂にて ガイド中の島田ガイドf:id:isakamichihiko:20161019105344j:plain

ヘルメットの役割は
1.上部からの落石からの頭部の保護
2.自分が転倒、滑落した際の頭部の保護

の二つがあります。

1つ目に関しては、私も登攀中に何度か石や氷がヘルメットに当たってヘルメットがへこんでしまったという経験があります。かぶっていなかったら間違いなく死亡していたか重傷を負っていたことでしょう。

2つ目に関しては、幸いにも私自身派手な転倒、滑落の経験がないので分かりかねますが、これまで救助隊員として活動してきてその差は歴然としています。

極端な例で言えば、転倒して1メートル落ちただけでもヘルメットを着用しておらず、頭を強打し亡くなってしまった例もあれば、200メートル滑落してもヘルメットを着用していたおかげで手足の骨折等だけ(だけと言ってはなんですが…)で済んだ例もあります。

もちろんヘルメットを着用していても残念ながら助からない方がいるのも事実ですし、まずはこけないように歩くための確実な歩行技術の方が大切なのは言うまでもありません。しかし突然落石が頭上から襲ってき時、不意に足が滑って滑落してしまった時、頭部を守ってくれるのはヘルメット以外にありません。

私が普段着用しているモデルは僅か220gしかありません。Tシャツ1枚ほどの重さで命が助かるのであれば決して重くはないと思います。

www.kojitusanso.com

ウェブショップには在庫が無いようですので店頭でお買い求めください。。

最新のヘルメットはかぶり心地も良く、スタイリッシュなので積極的にヘルメットを着用して安全な登山を楽しみましょう!!