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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

急性高山病 と 脱水症の教訓を次回につなげよう

もうすぐ8月も終わります。富士登山、昨年に比べて話題に上がることが多かったような気がします。お出かけになった方もそうで無い方も何かと話題に上がった富士山から登山のパフォーマンス維持について、「水分補給」の観点に絞って考えてみました。

写真は富士山剣ヶ峰(2016/8/26) 

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お客様とご一緒していると急性高山病は2000mを超えると出てくるようです。乗り物で急激に高度が上がったからです。機嫌が悪くなる、頭が重たい、食欲が無いなど、楽しい登山なのに変だなぁ?といった感じでしょうか。こんな時、パルスオキシメータ―で血中酸素飽和濃度を測ると本人の自覚を促せます。

先日行った富士山登山では標高が3000m、富士山七合目あたりまで登ってくると更に症状が悪化する人も出てきました。登山中に失う水分とミネラルを随時補給できなかったのが大きな原因です。

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どんな状況下でも水分補給がし易いのが上の写真にあるようなハイドレーションシステムです。私はこれに水を入れ、別にアイソトニック系は持ってミネラル補給を意識しています。

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最近は「小まめな水分補給」の重要さはいたるところで耳にしているかと思います。ガイドもそれはそれは口やかましく伝えています。でも、足りないんです水分が!

なぜでしょう?

実際の山登り中に起きている「体から水分が失われているぞ!」という体のシグナルが今までの経験が邪魔をして自覚しにくくなっているのだと思います。我慢強い方、体力に自信がある方は後手後手になるケースが多いですね。

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日本のどこよりも高い場所からの日の出、一緒に見たいですね。

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良いコンディションを維持するためには、喉が渇いた渇いていないに関係なく、一定時間毎に必ず飲む! 面倒くさがり屋の自分が確実に飲めているのは、飲みやすい状態を予め作って登っているからです。

今までトラブルを感じたことがあるなら、今度の山歩きで、行動時間h×体重kg×5ml の水分(推定脱水量)を登山開始から終了までに飲みきってみてください。我慢して何とか歩き通した時と比べ、どちらが自分の健康維持に相応しいかがわかると思います。

血液は体の隅々まで酸素と栄養、熱を運び、老廃物を運び出します。水分を適切に摂って「循環」を良くすることが、脱水症を防ぎ、急性高山病を防ぐ第一歩です。

★ 11月3日から6日は屋久島宮之浦岳は募集開始しました。 お早めにどうぞ。

★ ネパールパノラマトレックを募集開始しました。好日山荘のバックアップを得て、少人数4名から催行(最大15名)です。世界最高峰「エベレスト」と「アマダブラム」「カンテガ」「 タムセルク」など巨峰を巡るトレッキングです。

★ 六甲山を歩き尽そう!シーズン5の日程が決まりました。近日中に申し込み可能となります。10/19(水)  11/16(水)  12/14(水)  1/18(水)  2/8(水)とりあえず、カレンダーチェックよろしくお願いします。全5回ですが、どの回でも一回のみでもご参加可能です。マイナーなルート、破線ルート、廃道ルートを地図と現場と睨めっこしたり、神戸の夜景を見ながら下山したり、交通の便の良い六甲山だからできる登山ツアーです。

★ 少し早いですが、10/13(木)六甲山でウインターギアに馴れよう!を企画しました。カレンダーチェックよろしくお願いします。アイゼン歩行や前爪の使い方などの基本を体験します。まだ、アイゼンを持っていない方、新品のアイゼンでぶっつけ本番にちょっと不安を感じている方向けです。近日中にアップ予定です。