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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

立山の春

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立山黒部アルペンルート前線開通の4月16日からほぼ毎日、雷鳥荘さんに滞在して立山でバックカントリーガイドをしています。

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山は毎日いても飽きない。毎日滞在していても、その時々で表情が違い、同じ光景が全くないからです。またそこに、人との関わり(山行メンバー)が加わると楽しさも変わってきます。

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※五色ヶ原、薬師岳、黒部五郎方面

春は積雪表面のコンディションが日により、時間により、めまぐるしく変化します。

アイゼンが効かないくらい硬く氷化したり、逆に柔らかくなり、アイゼンが効かないシャーベット状の雪になったりと。

気温、風、そして日射。これらの影響を考慮して滑走する斜面を選択するのですが、そのタイミングを間違えるとシリアスな状況になったり、全く滑っても楽しくなかったりします。

安全管理にプラスして、楽しむのにベストな斜面を選ぶのがバックカントリーガイドの仕事の一つでもあります。

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これは登山にも役立ちます。

気温や風、日射の影響、斜面方位を考えて行動すれば、快適に安全に登山を行なうことが出来ます。

日射影響により、山のどの斜面方位の雪が硬いのか柔らかいのか?風の影響はどうなのか?などなど‥

室堂周辺でも滑落事故が何件か起こっています。麓は初夏の陽気でも山は寒気が入れば、いつでも冬に逆戻り。

春山の認識、装備、無理のない登山計画、天候を考慮して一歩一歩、確実に歩き、春山を安全に楽しみましょう。