18日~20日の間、長野県遭対協の救助技術研修会に参加してきました。
長野県内の山岳エリアで遭難が起こった場合、長野県警察をはじめ、山小屋スタッフ、地元の遭対協、夏山常駐隊などが救助活動に当たります。
その全ての関係者が集まっての訓練が大町にある山岳総合センターで開催されました。
遭難救助と言えば警察だけじゃないの?
と思われがちですが、実際事故が起きた際に、一番近くにいる民間の救助隊員が出動することも多くあります。
もちろん民間の救助隊員が出動した場合は救助費用が掛かります。
訓練中の一コマ。フィックスロープを張って背負い搬送で遭難者を担ぎ下ろします。
フィックスロープを張ってチェックしながら通過してみます。色んな技術を駆使して良い位置に張る必要があるので大変難しい…
背負いながらの引き上げ。太ももがパンパンになります!!
2人を引き上げるので、引っ張る方も大変です。3分の1システムを構築し呼吸を合わせて引き上げます。
こうして訓練をして技術を高めることによって迅速な救助が可能になっています。
しかし遭難救助は常に危険と隣り合わせです。遭難が1件でも減って救助隊員がリスクを被るようなことが少しでも減ると良いですね。