好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

ひと月ぶりです。山からの贈り物 VOL.01 「ブナ」

10月の連休に入りました。今年、標高の高い山々の紅葉は足早に過ぎ去り、稜線はモノクロの世界に。日本は南北に長く、低山から高山まであるので、まだ2か月近く様々な秋模様が楽しめますからご安心を。f:id:katomoji:20151010102643j:plain

山から下りてくる秋はこれからが美しい姿を見せてくれます。あれほど強い太陽の元、濃い緑だったブナの森も黄金に変わってきました。

昨年は全国で猛威を振るった「マイマイガ」などの毛虫で痛めつけられた森の木々も今年はしっかりと栄養を蓄えることができたようです。

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ブナに限らず、山の生態系に組み込まれ、動物のように歩き回ることができない樹木は生存、種の存続戦略を身につけています。例えばブナ科の樹木は脂肪たっぷりの美味しい種を実らせ、動物に食べられるリスクをとってでも、種子を山々に配布させています。

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毎年、たくさん実らせていたらどうなるでしょうか。食物の量に応じて動物たちの数も増大することでしょう。不作の年は残酷なようですが餓死する個体も増えることは想像できますね。

ブナは4~5年に一回、豊作になるといわれています。数年かけて数を減らしたブナの実などを主食とする小動物も、待ちに待った2015年秋は豊作でひと安心でしょう。せっせ、せっせと実を食べ、且つたくさん貯めこむ姿が目に浮かびます。

そう、自分たちでは食べきれないほど。食べ残こされたブナの実は、この森のどこかで2016年春、たくさん芽を出すことでしょう。

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運よく、明るいところで成長できたら良いのですが・・・・

 

お知らせ

11月7日に九州の九重山にご一緒しませんか。 お待ちしています!

11/6の夜、大阪南港を出港するフェリーでお茶など飲みながら、「登山よもやま話」を楽しみます。7日早朝、バスで移動して日帰り登山を楽しみます。夜、再びフェリーで大阪南港に向います。8日の早朝7時半頃に着岸しますので、8日は丸々一日遊びに仕事に使うことができます。