好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

この夏覚えた高山植物 VOL.20 「ハクサンフウロ」

夏の終わり、8月の末に北アルプス笠ヶ岳に行ってきました。ダケカンバの生える標高を過ぎ、風衝地帯に入るとハクサンフウロが夏の終わりを飾っていました。風に揺れるはかなさを感じる花です。 

このハクサンフウロは変異が多く、同じエリアであっても花弁に変化が見られます。基本ピンクですが、薄い色のものもあるフウロソウ科の植物です。

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ピンクの花弁だけでなく、雄しべと雌しべにも注目です。

ハクサンフウロはまず、上の写真のように雄しべが先に成熟します。次に雄しべは脱落していきます。

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雄しべが成熟して脱落していくと、上の写真のように次に雌しべが伸びてきます。

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これは自家受粉を避ける工夫なのでしょうか。最初の内はなぜ同じ花なのに花芯に違いがあるのだろうかと思っていました。

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もうすぐ冷たい秋風が吹きます。新しい種子は2016年の夏、美しくけなげな花を咲かせてくれるでしょうか。

10月20日 曽爾高原 兜岳(920m)と鎧岳(894m) 室生火山群の地形を歩きながら学び、急登や鎖場の身のこなしを一緒に身につけましょう。ご一緒しませんか。
 

 

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