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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

山のぼりで出会う自然学 VOL.04 「涸沢氷河 モレーン 」

★加藤智二 山の自然学

涸沢が北アルプスにある氷河地形のひとつであるのは有名です。横尾を出て登山道の傾斜が緩くなり大きく沢を回り込むと視界が開けた場所に出ます。今年の冬の大雪崩で大きなダケカンバが吹き飛ばされたところです。ここからは南岳のカールを望むことができます。涸沢カールはもう少し先までお預けです。
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二万年間の最終氷河期にここ涸沢では標高2300mまで氷に覆われました。その末端にできた盛り上がりをモレーンと言います。それが涸沢ヒュッテとテント場がある場所です。
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この夏は例年に比べテント場は多くの雪に覆われていましたが、雪の様子からも地形の窪みと
かつてあった氷河がつくった岩塊の土手が見てとれます。
お盆も過ぎて少し静かになった山もひと月ほどで紅葉のシーズンを迎えます。