好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

私の山食

山での長い生活なら食事は楽しみであり重要ですが、
1-4泊程度なら軽量化、好み、我慢で簡素化できます。

 

■  夜の例として
・3分パスタとパスタソース
燃料節約の為パスタは沸騰したら蒸します。

 

・アルファ米+ドライフーズ
ドライフーズは量が少ないので2つ(親子丼、カレー)使います。

・ちらし寿司の素+麻婆春雨


■ 朝の例として
・おじや(アルファ米(二人で一袋)とおじやの素)とチキンラーメンまたはカップヌードルリフィル
 一人分の場合はドライフーズのおじやを使います。

 

カップヌードルリフィルとパン

 

■  8月初の室堂〜新穂高の縦走は、上記に少しオプションを追加

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左上
前菜にコンビーフ&マッシュピテト。
マッシュポテトは軽くお腹が膨れます。

コンビーフが味付けになります。ツナ缶でもいけます。

 


日清の焼きそば。
メインディッシュになりませんが、テント場についた時のおやつに最高。
山ではこのソース味が、ま・い・う〜。

 

左下
コーヒーゼリー
暑い夏山での食後の楽しみですよ。
これとカルピスの原液があれば、幕営場についた時の唯一の楽しみに。

 

真ん中
オランジーナグミ
飴、ガム、グミは食べないんですが、このオランジーナグミ
の酸っぱさは汗をかいた体に刺激的でした。

 

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そして絶対忘れてはならないコーヒー達。

冬はお汁粉やココアを用意します。

自分の好みの飲み物はかなり重要です。

それらがあれば食事がイマイチでも最終的には満足してしまいます。

  

一年通して夏冬ほぼ同じなので、家に常に在庫を置いておけるメリットもあります。

 

と、食欲をそそらない食事達でした。

山岳書

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「黒部の山賊」と「源流の記憶」
前者は以前読んではいましたが、「源流の記憶」と一緒に
蔵書に加えました。
山の本は絶版になりやすいので、あるうちに購入しないと。

 

それにしても北アルプス開拓時の山小屋を作った人々の話は凄いです。
100Kgを担ぐとか、今の4日間のコースを1日で歩くとか、積雪期の話とか。
装備や道が現在と全く違います。

今自分が山に行ける・ガイドできるのは、このような歴史があるからこそ、

と感じます。とても自分は当時の人の情熱には及ばないなあ、と思ってしまいます。