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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

冬の風と服

冬山は寒いです。しかしただ単に気温が低いだけなら、行動中であれば-20度位でも汗かきます。 問題は風です。風が少しでもあると寒さが倍増します。 「風速が1m/s増すごとに体感温度は約1℃ずつ低くなる。」は定番です。 まずは 首を押さえましょう。 首:き…

道具が喜ぶ時 vol.4

11月下旬 九州/祖母山 12月上旬 比良/蛇谷ケ峰(好日山荘登山学校) 時より寒波の入る日本列島。 西日本とはいえ油断なりません。 冬型気圧配置になればご覧の通りの環境になります。 こんな時に役立つお喜び道具は!? インナーウール手袋 (防寒、保温…

寒くなるこの時期、小物を使ってお手軽保温!

10月に入りました。3000m級の山々の紅葉も里に向かって急いで下りはじめ、稜線には初雪、冬の訪れです。 里山なら11月末まで様々な紅葉を楽しめるので、山の幸を堪能できるハイキングシーズンでもありますね。。 栗 夏の猛暑に慣れた体にとって、これからの…

そろそろ「ハイドレーションシステム」の出番!

今、進行中の「山のぼり大好き!」ロケですが、気温が高い日が増えてきました。熱中症や真夏日のニュースが出るようになりましたので、今回は水分補給についておさらいしたいと思います。 私たちはじっとしているだけでも呼気や皮膚から水分を失っています。…

季節変わりのレイヤリング vol.3

3月中旬、六甲山周辺 気温約10℃ あたたかいので、夏用肌着とフリース1枚のみ 3月中旬、鈴鹿霊仙山、気温約5℃ 登りはすぐにからだが温まり、冬用肌着とフリース1枚 それでも昼食時は、気温は2〜3℃、風つよし そうなると、冬用肌着とフリース1枚では寒…

コーヒータイム

町では梅の便りも届く季節ですが、近郊の山でもまだ雪の上を歩くことができます。こんなのんびりした山歩きに携帯バーナーはありがたいですね。テルモスで済ますことも多いですが、簡単な料理を作ったり、ドリップコーヒーを入れたら、楽しいひと時を過ごす…

最近の登山靴は履きやすくなりました。

ヒマラヤに出かけるために1985年に特注で作った二重靴を自宅に保管していたので、写真にとってみました。 1980年に入ると、国を背負ったような大規模な登山隊がだんだん影をひそめだし、ヒマラヤ鉄の時代といわれるような精鋭的な登山隊が山岳雑誌を飾り…

道具が喜ぶ時 Vol.3

今回は新潟県と富山県の県境 白鳥山 バックカントリースキー。 天気は上々、雪も上々。 たくさん歩いてたくさん滑れる白鳥山。 日本海を眺めながらの充実富山パウダースキーでした。 本日のお喜び道具は!? バックカントリースキーセット 山板、兼用靴、ス…

道具が喜ぶ時 Vol.2

今日は大峰・大普賢岳・地獄谷のブライダルベール(20m)へ 初心者のアイスクライミング講習 もう少し氷の締まりが欲しい状態でした 本日のお喜び道具は!? モノポイントアイゼン(右写真の左端のアイゼン) =縦爪が一本だけのアイゼン デュアルポイント…

道具が喜ぶ時 Vol.1

今日は比良山堂満岳のバリエーションルート 堂満ルンゼ中央稜へ 雪の状態は程よく締まっていました 本日のお喜び道具は!? 前爪付10〜12本爪アイゼン =急な雪壁登攀時、岩雪ミックス登攀時、不安定な踏み後歩行時、踏み後氷化の雪道歩行時等 ピッケル …

社員雪山研修 in 八ヶ岳 を行いました。

2012年1月16日~17日にかけて、好日山荘社員雪山研修を八ヶ岳で行いました。 登山靴、アイゼン(クランポン)、ピッケル(アックス)、などウインターギアの基本や使い方など実践的な研修を行い、アバランチビーコンの基本的な特性を理解し、マムート社の最…

使い分け!Vol.2 わかん&スノーシュー

氷ノ山の雪山登山に使用した今回の深雪対策ツール 和かんじき(写真左下) スノーシュー・平地タイプ(写真上×2) スノーシュー・山岳タイプ(写真右) それぞれ比較しますと 和かんじき +面:急斜面での登行が可能 アイゼン装着でさらに厳しい斜面や氷化…

GREGORY Support Crew meeting

GREGORY サポートクルーミーティングが 正規輸入元のエイアンドエフ本社(東京)にて行われました メンバーは 石川弘樹 (トレイルランナー) 立本明広氏(バックカントリーガイド) 佐藤寿哉氏(スキーヤー) 永田隼也氏(マウンテンバイクライダー) 茂垣…

冬山のレイヤリング vol.2

年末年始と降雪が続いた、兵庫県の最高峰氷ノ山へ 今回の上半身のレイヤリングをどのようにしていたのか具体的にご紹介しましょう 標高1000m〜1500mまで登りは一貫して、 薄手肌着(ウール混ハイテク素材を使用)+中間着(フリース) 降雪がなく気…

冬山のレイヤリング vol.1

寒波の訪れたクリスマス連休は、南アルプスの聖岳へ 今回の上半身のレイヤリングをどのようにしていたのか具体的にご紹介しましょう 標高1000m〜1500mでは薄手肌着(ウール混ハイテク素材を使用)+中間着(フリース) 気温は0℃前後でした 標高15…

テントを立ててみよう。リュックに詰めてみよう。背負ってみよう。

この秋、アルプスの紅葉は昨年ほどではなかったと聞きました。来年こそ、自分のテントで登山をしたいと考えている方も多いと思います。 10/30(日)の午後二時から七時まで、好日山荘神戸本店内にて、登山用テントの講習会を開催します。随時行いますので、…

使い分け!Vol.1沢登りシューズ

沢登りシューズのソールを、 ぬめり苔に強く岩場は少し滑りやすい、フェルトソールにするか! ぬめり苔に弱く岩場は滑らない、ステルスラバーソールにするか! 悩んだ事はありませんか? 昨日の大峰・前鬼川を例にその選択方法を考えてみましょう。 ナメ滝が…

使ってみました!VOL.5 NEMO (ニーモ)

この夏、別山尾根から剱岳に行ってきました。 NEMO(ニーモ)の二人用テント「OBI 2P」を使ってみました。 使用したのは剣沢キャンプ場で、ここは正面に剱岳を望む絶好のロケーションです。8/9、張られていたテントは凡そ50張りです。カラフルではあります…

ナイトハイキング

北アルプスに出かける良い季節になりました。一泊二日から三泊四日くらいで出かける方が多いかと思います。 一日の行動時間が長い場合、朝2~3時に起き、真っ暗なうちに歩き出すことも出ていきます。星が瞬く時間ですが、一時間もすると夜空に白みが増し、山…

靴擦れで痛い思いをしない!

子供たちは夏休みに入りました。夏山計画を立てているお父さん、お母さんも多いかと思います。 楽しい登山にするために今回は靴擦れ防止を取り上げました。 夏の一大イベントで泊りがけの登山に行くのと日帰りハイキングではどんなところが違うのでしょうか…

使ってみました!VOL.4  「ダウンウェアの洗濯」

昨シーズン使っていたダウンウェアを洗濯してみました。 ダウンジャケットも使っているうちに、袖口や襟首は汚れ、様々なにおいが気になるようになってきました。心なしかダウンのふくらみが弱くなってペッたりしてきたので、洗濯する事にしました。今回はバ…

履き慣れた登山靴

登山靴も最近はゴアテックスをライニングした防水性に優れたものが多くなりました。私の友人は皮革製のしっかりした登山靴を十分手入れして長年使っています。ビブラム底の交換もコバがちびてしまう前に余裕を持って交換していました。たぶん、本体の価格よ…

雨具の重要性

好日山荘登山学校実技講座はここのところ雨具が手放せません。 6月18日(土)の御在所岳で行った実技講座は雨でした。夏の北アルプスに向けて岩場の通過などを練習しました。普段なら何気なく通過してしまうところでも雨で視界が悪かったり、フードで周りが…

使ってみました!VOL.3

今回は何があっても忘れてはいけないヘッドランプです。 LEDライトが今ほど普及する前、明るい登山用ヘッドランプといえば、ハロゲン球でした。私が長い間使用していたのは、ペッツル社製のもので、単3電池4本使い、ほの温かいタングステン球(これでも…

使ってみました!VOL.2

今回、雪彦山の下りで使ったストックを紹介します。 使ったのはバーグハウスのトレッキングポールです。 まず、アルミとカーボンのコンポジットタイプです。これはアルミ材のパイプにカーボン繊維を撒きつけたタイプなので、細くて軽いのです。両手でトレッ…

使ってみました! VOL.1

今回、バーグハウスの高機能ソックス、トレッキングガイドクルーメンズ を使ってみました。 左右別設計で編み上げられています。赤い部分がテーピングと同等の効果を発揮してくれる編み方をしている部分です。一般に山で足を捻ってしまうのは、外側を伸ばす…

省エネ燃焼器具を使ってみました。

3月8-12日に国立登山研修所主催の大学生雪山研修会に行ってきました。 大品山と鍬崎山周辺で3月9-11日にかけて、2泊三日の山中研修も行いました。そこで、友人のプリムス・イータパック・ライトを使いましたのでご紹介します。結論から言うと、大変良かった…

わかん

雪山といえば、日本の山では長く「わかん」が使われています。登山者の間では「ワッパ」とも呼ぶ方もいますが、「輪かんじき」が元の呼び名だと思います。冬山に必要な装備の一つである「かんじき」について調べてみました。 「かんじき」と改めて、口に出し…

保温ボトルと登山用品

秋山から出番から増す装備にテルモスがあります。 そこで山で使う携帯用保温ポットについて、お話ししたいと思います。 私は小さい頃にシャカシャカとガラスが音を立てるマホービンを何個か作ってきました。いくつものマホービンを落して壊してきました。 19…

靴に使われる革の種類

30年程前、山登りを始めたころ、恐る恐る覗いた登山用品店には今のような軽快なタイプはなく、茶色の表革の登山靴が定番だったと思います。 イタリア製の登山靴で「銀付き革」と呼ばれていたものです。「皮に傷を付けずに、しっかりと革が厚くなるまで成長す…

ヘッドランプ

もうすぐやってくる秋分の日を過ぎると、夜が長くなります。登山では日が暮れるのが早くなるこれからの季節、登山計画は早出早着をより徹底するようにしましょう。 夜になってしまうと、私たち人間は本当に行動が制約されてしまいます。そんな時に役に立つの…

デイジーチェーンと自己確保

登山用品店のクライミング用品売り場に必ずある「デイジーチェーン」この商品を使っての自己確保に関して、興味深い実験を行ったことがあるので紹介したいと思います。 デイジーチェーンは人工登攀=エイドクライミングの補助用具として、日本に紹介されまし…

カラビナについて

クライミングをされる方、万が一の為にと考えている方に今回はカラビナの基本についてお話しいたします。 カップなどの小物をぶら下げる為のアクセサリーカラビナはとは別の話となります。しかし、何か物をぶら下げるように作られているのですから、強度はど…

道具の手入れ ①

どんなに丁寧に使っても、アウトドア用品は汚れるものです。 今回はゴアテックス生地を使ったレインウェアやアウターウェアを洗う話です。 夏山は良い天気に恵まれたでしょうか。8月の中旬、北日本ではぐずついた天気でレインウェアを使った方も多かったかも…

コンパスについて

私は普段、オイルが封入され、磁針の動きがスムースな「シルバコンパス No.3R」を使っています。 安いコンパスが磁北を示さないわけではありません。 今から購入を考えているのであれば、軸受けの性能が良く、良質なオイルで密封された磁針は滑らかに動き、…

登山者を守るヘルメット

去年、「点の記」で有名になった剱岳は3000m級のピークの中で登るのに難しい山といっても良いと思います。 バリエーションでなければ、とか、一般ルートなら安全だと安易に考えてはいないでしょうか。 別山尾根から登るルートは険しいことで有名です。岩登り…

物は壊れる、けれど。

お盆の期間、蝉の鳴く中、扇風機に当たりながら。 世の中にあるものが劣化せずに、ストック(蓄積)され続けていたらどうなるか、考えてみました。 物を大切に使い続ける、手入れをして修理しながら使いづつけるということは、その物品が本来持っている性能…

登山引率者やリーダーが持つ装備は?

グループ登山の時、もしもの為に持っているべき救助装備には、最低限何が必要でしょうか。 私にはどのような山行であっても、必ずザックに入れて置く装備があります。それはクライミングや岩稜など常時ロープを使用する山行以外で持っていくものです。 ソウ…

登山に相応しい衣料とは

服装の機能に注目しましょう。 大きく分けて考えてみます。 第一に濡れを防ぐ機能です。雨や雪による水分の浸入を防ぐゴアテックスなど防水透湿フィルムを使用したアウターウェアを選ばなくてはいけません。 第二に風を防ぐ機能です。風速1mで凡そ1℃体感温…

登山靴の特徴

ハイキングから冬山まで登山の形態や季節などで様々なタイプの登山靴が販売されています。 購入にあたって、注意すべきポイントを挙げてみました。個別の性能がどんなに優れていても足の形が全く合わなくて痛いようではいけません。 普段に履いている靴に比…