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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

冬の自然現象をチェック!  「吹き溜まり雪・雪庇」

2017年2月19日、滋賀県比良山系の最高峰 武奈ヶ岳。今年は雪に恵まれ雪山登山を楽しむことができました。登山学校にご参加いただいた皆様、楽しんでいただけたでしょうか。アルバムも作りました。2017/02/19_武奈ヶ岳 アルバムのURLhttp://30d.jp/katomoji/…

雪山を快適に  「ザックを下す時」

新雪がたくさん降りましたね。今回は登山中、休憩時に知っておきたいザック・リュックサック・パックを下す時のお話です。乾いた雪、湿った雪など様々ですが、降った直後はたくさんの空気を含んで柔らかいので、服やザックにたくさん雪が付いてしまいます。 …

凍傷にならない 手袋の種類と選び方 冬山準備編 VOL.05

手先が冷たく感じる気候になりました。冬山・雪山で最も気を使う装備のひとつ、手袋のお話です。森林限界を越えなくても積雪によって樹木が隠れてしまう雪山では冷たい風が吹き抜けます。このような環境の山に出かける時、私は次の点に気をつけ手袋を使うよ…

秋山を楽しむ 押さえておきたい三つのポイント 

今年の紅葉が綺麗だとか綺麗でないとか、いろいろあるかと思いますが、野山に出かければ素敵な出会いがあるものです。 季節は刻々と冬に向います。用心深く準備し、自分や仲間の体調、天候の悪化に敏感になりましょう。 山歩きの基本は四季を通じて同じです…

ホワイトアウト

雪山のホワイトアウトとは、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象。 ホワイトアウト状態に陥ると、錯覚を起こしてしまい、雪と空が一続きに見え、どこが上なのか下なのか?距離感の識別も困難になります。 ホ…

雪稜

これからは雪稜のシーズン 気付くと雪庇の上を歩いていること、また歩かなければいけない場合があります。 こつは ・ルートをよく観察すること。 違う方向から覗いてみることもよく行います。 他にルートがとれないか観察します。 色々な山にいくと経験によ…

雪上歩行

先日銀座店で行った「雪山基礎コース 歩行技術」講座のおまけ(詳細)です。 言葉で説明するとこんな感じになります。 ■ クランポンなしウォーキング(歩く)→ダックウオーク(逆八の字)→ キックステップ(足で蹴って棚を作る)→ステップカッティング(アッ…

雪山のススメ

お客様と北八ヶ岳へ行ってきました。ご存知の通り、全国的にこの時期としては積雪が少ない日本ですがある所にはありますね。雪の白と青い空の組み合わせ。とても美しいです。雪山は厳しくも美しい。寒さや風などの厳しさに耐えてみる事が出来た景色、それに…

お店で良く聞かれる質問①                              「ライト&ファーストvs 備えあれば憂いなし」

登山学校の担当以外の日は白馬店に勤務しています。白馬店には登山出発直前、または、下山してきたばかりというお客様が大勢お立ち寄りになります(いつもありがとうございます!!)。 登山直前、直後のお客様から頂くホットなご質問を定期的に紹介したいと…

早出早着

山は早出早着が基本。朝早くに出発してお昼には目的地に到着するようにします。登山をしている方にはあたり前の早出早着ですが、山経験が浅い方にはなかなか馴染めない事かもしれません。せっかくの休日、山でゆっくりのんびりしたいと思うかもしれませんが…

雪上登攀技術

残雪期の雪稜(雪山)は雪の質、形状に合わせてアックス、クランポン技術を駆使して登ります。この時期の雪上歩行、登攀技術講習やってみたいですね。可能なら簡単な雪稜ルートを登りながら。 白馬岳主稜を登ると剣岳がどどーんと。

雪山でのルートファインディング

北アルプスもすっかり春の陽気ですね。 私の住む白馬村も日中は10℃を超える日が続き、スキー場でも薄着で春スキーを楽しむ方が増えています。 4月~6月は雪山に初めてチャレンジする登山者、雪山初心者にとっては、待ちに待った季節になりましたね!! ただ…

雪洞泊

グランフロント大阪で開催させていただいております 「島田ガイド塾」本格冬山講座の連動実技を 兵庫県 氷ノ山にて行いました 主たるテーマは「雪洞泊」 これから冬山を目指すものには必ず習得していただきたい技術の一つです。 導入 ① 雪崩や崩落のない斜面…

雪庇って何?

雪のシーズンど真ん中です。雪はただただ空から舞い落ち、地面にサンドウィッチ構造の積雪を作るわけではありません。 美濃 大日ヶ岳 雪粒は風上から風下に風に流され、凹んだ部分から埋めて山々を滑らかに覆い尽くします。雪山の姿が慣れ親しんだ雪のない姿…

凍傷(低体温症)を防ごう

「凍傷はヒューマンエラーである。故に防げる」これは登山の大先輩である金田正樹ドクターの言葉です。年末に山に行く計画をされている方も多いかと思います。登山で必要な防寒対策は行動し易すさも大切ですね。 横殴りの風雪 身につける衣料に関して、下記…

ピッケルの長さ

ソロリソロリと雪の季節がやってきています。雪のある山で必要な装備の中で、最も象徴的なものはピッケルかもしれません。最近ではアイスアックスと呼ぶ方も増えてきました。 クライミングテクノロジー社の最新モデル 写真のピッケルたちは全て、オールラウ…

緩みにくい靴紐の結び方

登山靴の靴紐、最近は「シューレース」ともいいます。登山靴は普段履いている靴と違い、靴の中で足が前後に動いたり、踵が浮いたり、するようなサイズを選んではいけません。また、折角つま先に近いところから靴紐が締め上げられる構造になっているのに登山…

山で見る夜空のショーはいかが?

連続する大型台風襲来で、山行計画を修正された方も多いかと思います。こんな時、自宅で登山計画や夏の記録を整理するのも良いかと思います。 先日2014年10月8日に話題となった皆既月食、事前に大きく話題となっていたことと、神戸の天気が快晴だったので夕…

冬支度 手袋の選び方と組合せ その1

天候不純の八月のあと、晴れる日の多かった9月、台風など低気圧と高気圧が繰り返し訪れる季節となりました。山のぼりの冬支度は進んでいますか。短い秋が過ぎると新雪が落ち葉を隠しだします。 表示 10月に入ると低気圧の通過後には一時的に冬型の気圧配…

紅葉は美しい!これからは寒さに備えよう。

秋山の楽しみは紅葉ですが、今日は台風18号ファンフォンが現在日本を通過中です。今年の紅葉は例年より早く進んだようですが、2500m付近に森林限界がある中部山岳地帯ではこの台風で散ってしまうところもあるかと思います。 表示 紅葉するダケカンバやナナ…

山の健康管理 Vol.02 「急性高山病」

北アルプス立山室堂や中央アルプス千畳敷、富士山五合目までならばバスやロープウェイなどを使えばほとんど歩く事なく行くことができます。その標高は2300mから2700m程度ですが、十分急性高山病を発症してしまう高度です。皆さんの中にはアルプスの縦走登山…

島田ガイド塾 読図

地図を読むことができれば登山の可能性は大きく広がります。 常に現在地を把握するために地図上の標高差や距離感と、 実際歩いて感じる標高差や距離感の擦り合わせ、 みなさん熱心に練習されていました。 比良岳の頂上の広さのイメージは? 比良岳〜葛川越ま…

残雪期の北アルプス稜線

厳冬期はなかなか入れない北アルプスの山もGWからは山小屋が開くので入りやすくなります。 しかしこの時期の急な沢・稜線・岩稜は固い雪になり、アイゼン・ピッケルが完璧に使えないと危険です。 靴もまだ冬用と同じ底の堅い靴が必須です。 例えばジャンダル…

登山研修所友の会のホームページを更新しました。

久しく更新していなかった「登山研修所友の会ホームページ」ですが、今日、「登山研修VOL.28」を掲載しました。執筆者別に見ることができます。最新号はVOL.29 です。 表示 最新号VOL.29です。 加藤ガイドのHP を更新しました。山の写真、鉱物の写真、蔵書の…

伝統技術 1

昔から普通にやっていることで便利なんだけど、今皆意外と知らないこと、気づいていないことを シリーズ(となるか?)で書きたい思います。 基本裏技ではなく昔からある王道技術を紹介します。裏技はやらない方針ですが、たまにでるかも・・・・ ■ ザックの中…

滑り易い道の歩き方

4月に入ってハイキングが楽しい季節になりました!かわいらしい花や木々の芽吹きも良いですね。 表示 モミジ こんな季節、低山に積もった雪は日中どんどん融けていきます。登山靴もしっかりと防水機能を持ち、アッパーの撥水が充分欲しいところです。気温が…

南岸低気圧

松本周辺は西高東低時はそれほど雪降りませんが、気温が下がった南岸低気圧の時は大雪になります。2週続けての雪で大変です。 松本は1週間前の雪(50cm位)の上にまた70cm近い雪が降りました。 雪掻き中に新規に積もった雪が滑り雪崩のシュミレーションができ…

伯耆大山で見つけた霰層

1/21-22 に好日山荘若手社員向けに伯耆大山で雪山研修を実施しました。 今年の大山は積雪が多く、積雪の下層にはビーズのような霰の弱層が残っていました。 ツボ足、アイゼン歩行、ワカン歩行、スノーシューと雪深い様々な斜面を各自体験してきました。トレ…

山の条件

富士山と日の出。 今年の冬山は寒波が頻繁にやって来て、なかなか厳しい時が多いです。 1/6の甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 七合目はマイナス14度でした。しかし風がなく動いていればそれほど寒さを感じません。とても好条件の中登頂できてしまいました。 標高が違っ…

山で役立つ高度計

GPS が個人の持ち物になり、アウトドア系腕時計にも高度計がつく時代なので、今回は高度計の仕組みを調べることにしました。 高度計の用途として、時間当たり標高差がどれくらいで登っているか。冬、視界が悪い中を下降しているとき、あと何百mで地形や尾根…

ラッセル

毎年12月になるとクリスマス寒波と年末寒波が順番にやってきて、ぐっと冷え降雪が増えます。 今年はクリスマス寒波の前に南岸低気圧が通過したので、八ヶ岳や南アルプスには結構な降雪がありました。 そんな後は沢沿いのルートは雪崩に注意が必要です。 人が…

新雪のラッセル

2013年も年末が近づいてきました。先日の16.17日に中央アルプス越百岳へ登ろうと出かけたのですが、新雪のラッセルに手間取り途中で戻ってしまいました。 表示 右から越百岳、仙涯嶺、南駒ケ岳 今年のこの時期、この中央アルプスの南部にあたりは、斜面の向…

コンパスの磁針が反転してしまいました。

私たちが普段使うコンパスですが、もう少し丁寧にいうと「方位磁石とか磁気コンパス」とも言います。両端がN極とS極となるように着磁されている「方位磁針」は地磁気に反応します。 表示 磁気の影響を受けるわけですから、強い磁力を発生する鉄製品やスピー…

木枯らし一号はいつ?

気象庁では木枯らしについて、このような気象条件になったときに認定しているそうです。 10月半ばから11月末の間に近畿と関東地方で、気圧配置が西高東低となり、風速8m/s以上の北西から北寄りの風が吹いた最初の日に「木枯らし一号」を発表する様です。 201…

樹の形から風を想像してみましょう

登山で気になることといえば天候です。どんなに装備が良くても体を鍛えていても天気に打ち勝つことはできません。私たちは山の機嫌が良い時に遊ばせてもらっているのです。 日本列島は中緯度に位置し、偏西風と呼ばれる西風が流れています。冬期、ヒマラヤ山…

結露を極めて、快適に!

10月に入っても真夏日が出るほど異様な気候ですが、標高の高い山からは素敵な紅葉の写真が届いています。 1000mほどの低山の紅葉は11月に本番を迎えます。 気温が下がってきたので今回は「結露」のお話です。 気温が低い朝、アルミサッシの内側に水滴がたく…

日が短い季節、ヘッドランプについて

先日、素晴らしい満月を見ることが出来ました。 拡大表示 ヘッドランプ、の私流使い方:をご紹介します。 まず、電源を入れてから弱い光に変更します。私たち動物の目は慣らすことで、少ない光でも見ることが可能になります。明るさに応じて瞳孔径が変化する…

公益社団法人日本山岳ガイド協会公開講座 名古屋会場10/2 開催です。

公益社団法人日本山岳ガイド協会が行っている「百万人の山と自然 安全のための知識と技術」 秋の公開講座が開催されます。 10月尾瀬 名古屋会場は次の通りです。 2013名古屋秋のご案内はこちら。 日時: 2013年10月2日(水)PM6:30開場 開講PM7:00~終…

初秋の高山は種がいっぱい。

各地に大きな被害をもたらしながら北上する台風18号。今回の台風一過は秋晴れ予想ですが、被害が小さいことを祈るばかりです。 3000mの高山は既に草は黄色味を帯びだしてきました。気の早いナナカマドは実が一足先に色づきました。 拡大表示 花 拡大表示 皆…

標高と水の沸騰の関係

美味しい食事jは山の楽しみのひとつですが、標高が高くなると100度で沸騰する水が低い温度で沸騰してしまうため、いつもより硬く仕上がってしまうことがあります。まあ、食べられないほどではないけれどもちょっと残念ですね。 平地では1013hPa(1気圧)で…

好日山荘登山学校 秋から冬(基礎編> の募集が始まりました。

4月から6月に開催した 春から秋<基礎編>に引き続き、9月26日からは 秋から冬<基礎>講座が始まります。会場は4か所です。夏山に向けて気持ちが弾む時期ですが、秋から冬にかけての基礎を学ぶ良い機会です。 新宿三丁目会議室会場 池袋西口店会場 名古屋栄…

もうすぐ夏山シーズンです。

気象庁の発表ではきわめて速い甲信越の梅雨明けです。梅雨前線は北上してすっきりしない天気の山岳地帯も多いと思います。南西からの湿った空気が吹き込む気象条件です。 昨日は好日山荘登山学校で奥三河の宇連山に行きました。中央構造線に位置する山々は地…

梅雨前線を山から見てみたら

梅雨前線が北上したり、南下したりしていた6/19~6/21 に南アルプス鳳凰三山に行ってみました。 6/19 は前線が北上して山岳地帯が雨雲の覆われていると考え入山するのをやめました。 6/20 は前線が南下するとの予想が出ていたので入山しました。 鳳凰三山稜…

沢登り社員研修に行って来ました。

講師は、好日山荘契約ガイドでおなじみの島田和昭ガイドです。 写真:入渓ポイントを間違えない様、地形図を見て現在位置の確認。 「現在位置は”この辺”じゃあかんねん。”ここ”ってピンポイントで分からなあかんで。」 雨が降ると沢登りのリスクは、当然高ま…

「山の地形図」昭和18年10月1日初版

地図読みに関しての講座は大変賑わっています。現在はGPSを利用するなど地図の活用方法にも変化してきました。地図読み講座をさせていただく中で先人がどのように地図が作られてきたのか興味が高まってきました。そんな気持ちで神田の古書街を歩いていたら、…

山下ガイドが松本パルコ店で机上講座を行いました。

長野にお住いの国際ガイド、山下勝弘ガイドによる机上講座が昨日5/24 好日山荘松本パルコ店で開催されました。これからテント泊の山行を考えている方や興味をもっている方がお越しになりました。 テント泊とキャンプ講座 次回の講座は 6/14(金)の開催です…

昨年4月に来ていました「爆弾低気圧」

昨年、4月にの日本列島を襲った「爆弾低気圧」が2013年4月6日に再び発生しています。この低気圧は4/2 21時から4/3 21時までの24時間に42hPa低下しました。4/4 15時にはオホーツク海にある低気圧は950hPaまで下がりました。日本付近は冬型の気圧配置となり各…

公益社団法人 日本山岳ガイド協会発行の「講座 登山 基礎」が 4/1 から店頭で販売されます。

山登りをこれから始める方、もう一度基本を確認したい方、指導的立場から初心者に接することが多い方にわかりやすい教科書が来る 4/1 に出版されます。 書籍の名前は【百万人の山と自然 「講座 登山 基礎」 安全のための知識と技術 】といいます。少々長いの…

想像する vol.1

「山で遭難したくない!」 誰もがそう思いながらも起こってしまう遭難事故。 使える知識・技術を学び 自分の体力を知り 当日の自然のご機嫌を伺い 想像し考え冷静に行動すれば ほとんどのケースは防ぐことができます。 今回は想像する大切さをお伝えします。…

アイゼン・クランポンのフィット感

好日山荘社員雪山研修を 1/30~31 八ヶ岳で行いました。 みんな楽しそうですね。 研修の一部ですがご紹介します。アイゼンの装着感に関してです。アイゼンは登山靴との相性、登山のタイプによってできれば使い分けるのが良いでしょう。 前後とも樹脂ハーネス…