好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

登山技術

あなたの靴底 大丈夫? 「ラバーの摩耗と劣化」

高山や北の山々には雪が積もりだしました。紅葉は北から南、山稜から里へ下り、紅葉が見頃を迎えていますね。 無積雪期の山道は登山靴にとってストレス一杯です。アプローチ林道のアスファルト、砂利道、岩場、泥、雪渓、渡渉などで、ビブラム社に代表される…

あなたの爪、大丈夫? 「アイゼン 爪の巻」

冬の気圧配置になりましたね。また台風か!と週末に嘆いた方も等圧線が縦縞となった今朝、雪の季節到来を身近に感じたことと思います。 前シーズンに活躍したアイゼンは家のどこにありますか? そろそろ引っ張り出してみましょう。 雪上だけでなく岩の上や岩…

覚えて役立つ登山の科学 VOL.01 「熱の伝わり方」

学生の頃は難しい数式が伴っていたので避けていましたが、今日は「熱の伝わり方」を知った方が快適になる! これから冬に向う登山に役立つ話です。 「熱の伝わり方」は3つに分けて考えます。 ・熱伝導・熱対流・熱輻射 です。 ・熱伝導は物質の移動を伴わず…

初夏の北海道 十勝岳に行ってきました。

梅雨前線が長く本州を覆う時期、北海道なら良いのでは?ということで北海道旭川空港に降り立ちました。湿った空気が流れ込んでいるせいかメリハリがない感じです。 要監視火山である十勝岳。美瑛、富良野に広がるうねる丘陵は活発な火山活動によってもたらさ…

レイヤリングその①

昨夜は、名古屋マウントラボにて机上講座『シーズン直前!夏山縦走の為の装備とレイヤリング』と題してお話をさせていただきました。台風通過中、足元の悪い中でのご参加ありがとうございました。 講座の中ではレイヤリングについて特に関心を持たれている方…

山道を歩くチカラ 身に付ける五つのポイント

夏に向けて登山が楽しくなるような情報がたくさん出てきました。グッディ・リサーチ2017夏号 NO.34 の特集は「大キレットを大攻略‼」 6/15に発行です。 先週、横浜西口店と銀座店で行った机上講座のお題は「高い山に行ってみよう!」でした。この中で歩くチ…

冬の自然現象をチェック!  「吹き溜まり雪・雪庇」

2017年2月19日、滋賀県比良山系の最高峰 武奈ヶ岳。今年は雪に恵まれ雪山登山を楽しむことができました。登山学校にご参加いただいた皆様、楽しんでいただけたでしょうか。アルバムも作りました。2017/02/19_武奈ヶ岳 アルバムのURLhttp://30d.jp/katomoji/…

雪山を快適に  「ザックを下す時」

新雪がたくさん降りましたね。今回は登山中、休憩時に知っておきたいザック・リュックサック・パックを下す時のお話です。乾いた雪、湿った雪など様々ですが、降った直後はたくさんの空気を含んで柔らかいので、服やザックにたくさん雪が付いてしまいます。 …

凍傷にならない 手袋の種類と選び方 冬山準備編 VOL.05

手先が冷たく感じる気候になりました。冬山・雪山で最も気を使う装備のひとつ、手袋のお話です。森林限界を越えなくても積雪によって樹木が隠れてしまう雪山では冷たい風が吹き抜けます。このような環境の山に出かける時、私は次の点に気をつけ手袋を使うよ…

秋山を楽しむ 押さえておきたい三つのポイント 

今年の紅葉が綺麗だとか綺麗でないとか、いろいろあるかと思いますが、野山に出かければ素敵な出会いがあるものです。 季節は刻々と冬に向います。用心深く準備し、自分や仲間の体調、天候の悪化に敏感になりましょう。 山歩きの基本は四季を通じて同じです…

ホワイトアウト

雪山のホワイトアウトとは、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象。 ホワイトアウト状態に陥ると、錯覚を起こしてしまい、雪と空が一続きに見え、どこが上なのか下なのか?距離感の識別も困難になります。 ホ…

雪稜

これからは雪稜のシーズン 気付くと雪庇の上を歩いていること、また歩かなければいけない場合があります。 こつは ・ルートをよく観察すること。 違う方向から覗いてみることもよく行います。 他にルートがとれないか観察します。 色々な山にいくと経験によ…

雪上歩行

先日銀座店で行った「雪山基礎コース 歩行技術」講座のおまけ(詳細)です。 言葉で説明するとこんな感じになります。 ■ クランポンなしウォーキング(歩く)→ダックウオーク(逆八の字)→ キックステップ(足で蹴って棚を作る)→ステップカッティング(アッ…

雪山のススメ

お客様と北八ヶ岳へ行ってきました。ご存知の通り、全国的にこの時期としては積雪が少ない日本ですがある所にはありますね。雪の白と青い空の組み合わせ。とても美しいです。雪山は厳しくも美しい。寒さや風などの厳しさに耐えてみる事が出来た景色、それに…

お店で良く聞かれる質問①                              「ライト&ファーストvs 備えあれば憂いなし」

登山学校の担当以外の日は白馬店に勤務しています。白馬店には登山出発直前、または、下山してきたばかりというお客様が大勢お立ち寄りになります(いつもありがとうございます!!)。 登山直前、直後のお客様から頂くホットなご質問を定期的に紹介したいと…

早出早着

山は早出早着が基本。朝早くに出発してお昼には目的地に到着するようにします。登山をしている方にはあたり前の早出早着ですが、山経験が浅い方にはなかなか馴染めない事かもしれません。せっかくの休日、山でゆっくりのんびりしたいと思うかもしれませんが…

雪上登攀技術

残雪期の雪稜(雪山)は雪の質、形状に合わせてアックス、クランポン技術を駆使して登ります。この時期の雪上歩行、登攀技術講習やってみたいですね。可能なら簡単な雪稜ルートを登りながら。 白馬岳主稜を登ると剣岳がどどーんと。

雪山でのルートファインディング

北アルプスもすっかり春の陽気ですね。 私の住む白馬村も日中は10℃を超える日が続き、スキー場でも薄着で春スキーを楽しむ方が増えています。 4月~6月は雪山に初めてチャレンジする登山者、雪山初心者にとっては、待ちに待った季節になりましたね!! ただ…

雪洞泊

グランフロント大阪で開催させていただいております 「島田ガイド塾」本格冬山講座の連動実技を 兵庫県 氷ノ山にて行いました 主たるテーマは「雪洞泊」 これから冬山を目指すものには必ず習得していただきたい技術の一つです。 導入 ① 雪崩や崩落のない斜面…

雪庇って何?

雪のシーズンど真ん中です。雪はただただ空から舞い落ち、地面にサンドウィッチ構造の積雪を作るわけではありません。 美濃 大日ヶ岳 雪粒は風上から風下に風に流され、凹んだ部分から埋めて山々を滑らかに覆い尽くします。雪山の姿が慣れ親しんだ雪のない姿…

凍傷(低体温症)を防ごう

「凍傷はヒューマンエラーである。故に防げる」これは登山の大先輩である金田正樹ドクターの言葉です。年末に山に行く計画をされている方も多いかと思います。登山で必要な防寒対策は行動し易すさも大切ですね。 横殴りの風雪 身につける衣料に関して、下記…

ピッケルの長さ

ソロリソロリと雪の季節がやってきています。雪のある山で必要な装備の中で、最も象徴的なものはピッケルかもしれません。最近ではアイスアックスと呼ぶ方も増えてきました。 クライミングテクノロジー社の最新モデル 写真のピッケルたちは全て、オールラウ…

緩みにくい靴紐の結び方

登山靴の靴紐、最近は「シューレース」ともいいます。登山靴は普段履いている靴と違い、靴の中で足が前後に動いたり、踵が浮いたり、するようなサイズを選んではいけません。また、折角つま先に近いところから靴紐が締め上げられる構造になっているのに登山…

山で見る夜空のショーはいかが?

連続する大型台風襲来で、山行計画を修正された方も多いかと思います。こんな時、自宅で登山計画や夏の記録を整理するのも良いかと思います。 先日2014年10月8日に話題となった皆既月食、事前に大きく話題となっていたことと、神戸の天気が快晴だったので夕…

冬支度 手袋の選び方と組合せ その1

天候不純の八月のあと、晴れる日の多かった9月、台風など低気圧と高気圧が繰り返し訪れる季節となりました。山のぼりの冬支度は進んでいますか。短い秋が過ぎると新雪が落ち葉を隠しだします。 表示 10月に入ると低気圧の通過後には一時的に冬型の気圧配…

紅葉は美しい!これからは寒さに備えよう。

秋山の楽しみは紅葉ですが、今日は台風18号ファンフォンが現在日本を通過中です。今年の紅葉は例年より早く進んだようですが、2500m付近に森林限界がある中部山岳地帯ではこの台風で散ってしまうところもあるかと思います。 表示 紅葉するダケカンバやナナ…

山の健康管理 Vol.02 「急性高山病」

北アルプス立山室堂や中央アルプス千畳敷、富士山五合目までならばバスやロープウェイなどを使えばほとんど歩く事なく行くことができます。その標高は2300mから2700m程度ですが、十分急性高山病を発症してしまう高度です。皆さんの中にはアルプスの縦走登山…

島田ガイド塾 読図

地図を読むことができれば登山の可能性は大きく広がります。 常に現在地を把握するために地図上の標高差や距離感と、 実際歩いて感じる標高差や距離感の擦り合わせ、 みなさん熱心に練習されていました。 比良岳の頂上の広さのイメージは? 比良岳〜葛川越ま…

残雪期の北アルプス稜線

厳冬期はなかなか入れない北アルプスの山もGWからは山小屋が開くので入りやすくなります。 しかしこの時期の急な沢・稜線・岩稜は固い雪になり、アイゼン・ピッケルが完璧に使えないと危険です。 靴もまだ冬用と同じ底の堅い靴が必須です。 例えばジャンダル…

登山研修所友の会のホームページを更新しました。

久しく更新していなかった「登山研修所友の会ホームページ」ですが、今日、「登山研修VOL.28」を掲載しました。執筆者別に見ることができます。最新号はVOL.29 です。 表示 最新号VOL.29です。 加藤ガイドのHP を更新しました。山の写真、鉱物の写真、蔵書の…