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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

地球の大きな営み

地球史のことを少し、調べてみました。 2010年の夏に南アルプス塩見岳に行った折りに調べたこと、見たことはガイドブログに書きました。南洋で生成されたチャートと石灰岩が3000mの稜線でも見ることができ、地殻プレートが今でも確実に動いていることを実感…

カシノナガキクイムシ

「カシノナガキクイムシ」が猛威をふるっています。 9月に宇奈月から下の廊下へ向かうトロッコ列車の車窓からナラ枯れ被害を見ました。 最近になって、急に被害が拡大してきているので、外国からの浸入なのかと思っていましたら、古くは昭和9年、南九州のシ…

登山研修所 山岳遭難救助研修会 No.2

停滞前線で奄美地方では大変な被害が発生しているニュースが流れています。今までに経験のない気象現象が発生すること自体が珍しいことではなくなってきたのでしょうか。本州各地でも集中豪雨が発生したことを忘れることはできません。通いなれた御在所山で…

「おろし」と「だし」

さて、これは何のことを言っているとお思いでしょうか。大根おろしとお出しを想像して、蕎麦が食べたくなった人もいるかもしれません。 今回は山脈とそこに生活する人々の農業・漁業に密接に関連する「局地風」に注目してみました。「おろし」を漢字で書くと…

隆起するアルプス?崩壊するアルプス?

日本列島には火山も多く、地震が多発することからもわかるように活発な地殻の活動があります。温泉も多く、悪いことばかりではありません。 地震が起きれば、話題に上がるのが「断層」です。阪神大震災でも様々な名前の断層が公にされました。 2010年1…

10月の気象遭難

1989年10月8日、富山県立山真砂岳の稜線で発生した8名の中高年登山者の遭難は21年という年月がたつというのに未だに私の記憶から消えてはいません。当時も中高年の大量遭難と言われ、多くの問題提起がなされました。 2006年10月17日の立山…

六甲山の地質について

六甲山裾野の海抜200m付近の住宅地からも、秋の澄んだ空気の日には大阪湾に突き出したポートアイランドの向こうに生駒山地を見ることができます。 大阪湾を挟んだ六甲山地と生駒山地は比較的新しい地殻変動によってできたといわれています。新しいといって…

イノシシ被害

新聞にイノシシに追われて鉄塔に登って難を逃れた記事が出ていました。 六甲山で良く見かけるイノシシはニホンイノシシで、西日本を中心に本州・四国・九州に広く生息しています。もう一つの亜種にリュウキュウイノシシがいます。 イノシシは基本的に性格は…

カミナリ

9月中頃になってやっと秋らしくなってきました。 夏山に付きものの午後からの雷にドキっとした方はいたでしょうか。 山岳地帯は地形が入り組んで複雑なために、強い日射で暖められた空気が局所的に上昇気流を起こします。3000mもの稜線を持つアルプスの斜面…

コースタイム

登山計画を立てる時に、考慮しなくてはいけないのは、歩く距離、登る高度差、下る高度差、斜度、難易度、天候、メンバー構成(年齢・体力・経験)などだと思います。 この中で難易度はメンバー構成要因に大きく左右されるので、まずは客観的な地形から凡その…

いつもでも水分補給を!

8月ももう終わりになりますが、今日8/30は1895(明治29)年、富士山頂に気象庁富士山測候所の前身となった野中測候所が開設された日です。 2010年山梨県側からの登山者は過去最高だったとの報道もありましたが、富士山測候所の歴史を改めて紐解いてみるの…

蛇紋岩質土壌と植生

高山を歩いていると、その土地特有の植物に出会う事があります。 以前紹介したコマクサは花崗岩が風化した砂礫に生えます。日本の国土の多くを占める花崗岩は酸性土壌です。ところが、日本の山地には当然、違う質のものもあるという話です。 北アルプスの最…

達成の喜び

山の空気を吸う幸せもあり、目的が非日常なので関係ないと考える方は今回の話題が気に入らないかもしれません。ご勘弁下さい。 夏山 チングルマ 山登りに求めるものは人それぞれだと思います。目標がピークやルートである場合もあるでしょう。或いは、仲間と…

疲れない歩き方と登山道保護

お盆休みも終わりました。今年の夏山はいかがだったでしょうか。 今回の登山は疲れたでしょうか。登山道は歩きやすかったでしょうか。 入山者の多い山は多くの登山者が歩き、登山道は踏みつけられることで植生が荒れ、土壌が流出してしまうことが多く、そこ…

夏本番、登山計画書は書きましたか。

登山計画書を立てていますか。 遭難を起こすとはどういうことでしょうか。遭難と遭難でない境界線はあるのでしょうか。 死にそうな思いをしながら何とか帰ってきた人 と ほぼ無計画に山に入り、当人の体力・技量・経験をフル活用することなく携帯電話で救助…

ブームとチーム

ニュースになる遭難事故の主役はいわゆる中高年であるのはほぼ間違いないかもしれないですが、中高年だから事故を起こすと単純に考えて良いのでしょうか。○○%が中高年です、と報道されて、肩身の狭い思いをされている中高年の方々は多いと思います。 確率の…

「足がつる」のを防ぐ

登山の特徴については「長時間持久的な運動である」と7/20に書きました。 頑張って歩いていて、ふくらはぎがピクッとしたけれど、手入れをしなかったばかりに「こむらがえり」を起こしたことはありませんか。 あるいは、一日の行動後、夕食準備中の狭いテン…

安全とか安全登山について

安全登山のことを書く前に身近の安全について考えてみます。 人間が作った商品や建物や橋や道路などの構造物などには、安全に快適に使うためルールが決められています。 今の社会で、もし橋が落ちたらとか、床が抜けたらなどと考えて生活している者はほとん…

登山計画を立てよう

山に出掛けようと考えたなら、次に登山計画を立てましょう。 登山計画書を書くと、準備不足があっても事前に発見できることがあります。地図を確認し、入山・下山ルート、水場、注意すべき箇所、必要な個人装備、共同装備、コース予想時間などを記入していき…