好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

山の生活術

お盆を過ぎてからの留意点

せっかくのお盆休み。このブログを見る方の多くは山に行く計画をされていた方がほとんどだったのではないでしょうか? 停滞前線による各地での大雨とそれによる被害。どうかこれ以上、被害が広がらないように。我々人間にとっては大変なこの大雨ですが、連日…

公共交通機関では

当たり前の事ですが、電車やバス、ゴンドラやロープウェイ、ケーブルカーなど様々な人が利用する乗り物では荷物が邪魔にならないように配慮しましょう。・ポールなどの突起物は、バックパックの中に入れる、入らない場合は手にもつ。またはトートバックなど…

雪山の難易度

八ヶ岳で雪山講習の予定でしたが、少しでも積雪の多い所へと場所を変え穂高の稜線へ。12月14日土曜の午後からは風雪が強まり、今朝は一面雪景色で周辺の山々が見渡せました。 独標手前からは岩稜帯の登下降で岩と雪のMIX。 雪も少ないですからアイゼンがあっ…

高山は夏から秋へ

photo:tadatoshi obata 台風10号が過ぎてから山の気温もお盆の頃とは変わってきました。※写真は8/18(日)この日は日中でもお盆前の空気感とは異なり、秋のような空気感でした。とは言いつつ、日差しが当たれば温かいですが。 高山は夏から秋へ 体温を奪う現象…

夏山シーズン本番

梅雨があけ夏山シーズン到来。写真は剱岳・長次郎谷ルート。 この時期は主に飛騨山脈(北アルプス)でのガイドが多いです。 写真は北穂高岳・東稜ルート 写真はジャンダルムに立っているところを友人が撮影してくれました。 写真は穂高岳山荘から雨上がりに見…

加藤校長 オススメの逸品 VOL.01 「キャンプで寒い思いをしたくないですね。寝袋、どうしていますか」

5月は雪が降る? 4月も後半戦、山桜に新緑がまぶしい山里の先には雪を頂いた北アルプスの峰々、行ってみたいけど行き帰りが混雑が・・・ 10連休と長いということなので、移動日はあえてゆっくり出て、遅めに上高地に入っていくのも有りですね。 昨年はゴー…

日が短くなってきました

10月下旬になりました。標高の高い山の上は晩秋から冬となっています。週末、赤石山脈や、飛騨山脈、御嶽山など標高の高い山では積雪のNEWSが届きました。 降雪前の標高3100mにある北穂高小屋にて。※10月13日早朝、いつ降雪があってもおかしくない気候でした…

山は秋です。

このたびの台風21号で被災された皆様、また北海道を震源とする地震で被災されたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。今後の被害の拡大がないことを心より祈念しております。ご不自由な日々をお過ごしの方もいらっしゃることと存じます。1日も早く平常通…

山の上は徐々に夏から秋へ

※前穂高岳北尾根 2018年の7〜8月は山でも快晴続き。 山で素晴らしい体験をされた方も多かったのではないでしょうか? ※奥大日岳にかかる虹 通常、夏山は午前中は晴れていても午後から積乱雲が発達し、降雨や雷雨など必ずと言っていいほどあるものです。が、…

日の長さ

1年で最も昼間の時間が短い日である冬至(12/22)が過ぎましたが、日の出の遅い日は、1月上旬で、日の入りの最も早い日は、12月上旬です。まだまだ朝は遅くなります。 冬山の暗闇での樹林帯は本当に真っ暗で、前日ルートをチェックしても迷うことがあります。…

ヨーロッパアルプスの山小屋について

6月末から8月中までスイス、フランス、イタリアの山を登ってました。あちらの小屋についてのお話。2-3時間以上歩かないと着かない小屋が対象です。 ■ 小屋に着いて 大体1Fに下駄箱みたいな荷物置き場があり、そこでサンダルに履き替えます。 日本同様受付を…

下りはゆっくりと

先週はツアー登山のガイドで北穂高と奥穂高にそれぞれ別の日、別パーティーで行ってきました。 報道等で知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、9月に入って早くも3件もの死亡事故がザイテングラードで起こっているようです。私達が北穂高岳に向かう日…

早出早着

山は早出早着が基本。朝早くに出発してお昼には目的地に到着するようにします。登山をしている方にはあたり前の早出早着ですが、山経験が浅い方にはなかなか馴染めない事かもしれません。せっかくの休日、山でゆっくりのんびりしたいと思うかもしれませんが…

残雪期のテント泊 - 水作り

この時期の雪はとても汚れています。 いくら深く掘っても色々なもの(葉、虫、埃)が入っています。 晴れるととても喉が乾くので長い行程の時はテルモス1本と水1リットル用意したいです。行動中にザラザラしたお湯、水を飲むといまいち爽快感がないです。 ■ …