好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

★島田和昭

救助について

連休は悪かった夏の天気をはらすように 各地素晴らしいお天気でしたね 私がガイドで行った槍ヶ岳北鎌尾根も 無風快晴!時々ガスでした 「うおおおおっ!槍の穂先が見えてきた」 お客さん大興奮! さてそんな矢先に滑落事故に遭遇して 救助活動をすることにな…

剱岳の日々

しばらく剱岳へ まずは 同志社高校山岳部コーチ 豪雨になる前にテント周りに溝を掘って 張綱をどうにも動かないようにびしっと張ります 立山はあいにくのお天気で場所を変えて ルートファインディングとロープワーク 沢での歩行やロープワークはとても身にな…

浮石に注意!

夏なのに秋雨前線がのさぼる日本列島 アルプスの山々も影響をうけて みなさんの山登りも中止になることも 多かったのではないでしょうか? でもこれから少し寒くなってきますが 夏山で多くの人が登山道を踏む事でならされ 秋にかけて浮石も減り、、、 と言い…

天候の判断

夏山シージンだというのに台風接近で この週末やお盆の山行予定計画に影響が でそうですね、、、 登山中の天候判断による「進む!進まない!」 なかなか難しいものですよね 例えばですが、まずはこの写真をご覧下さい↓ 北アルプス 剣沢キャンプ場 朝5:30…

剱岳 源次郎尾根

先週末は剱岳へ バリエーションルートのひとつ源次郎尾根でした 普段からクライミングや懸垂下降の練習を積み重ねてきたゲスト2名 快晴に恵まれて最高の思い出になられたようです! ↑ 源次郎Ⅰ峰から八峰のパノラマビュー ↑ あとはⅡ峰登って懸垂下降して山頂…

沢登りのオススメ品 vol.2

3連休 みなさんはどちらの山へお出かけでしたか? 私は大峰や台高にお沢登りでした さて今回も沢登りのオススメ品ということで まずは実際によく使うのはポイズンリムーバー ブヨに刺されることは、ヒルに血を吸われるよりも確率が高い印象です 刺されたら…

沢登りのオススメ品 vol.1

沢登りシーズン楽しんでおられますかー バリエーション登山となる沢登りは 冒険の連続です そこで必携の道具をチラホラ紹介していきます まずはザックですね 登山用のザックでももちろんいいわけですが 泳ぎなどのある沢ではザック内に水がたまって 排水しな…

沢登りのススメ

沢登りシーズン到来ですね! 登山道があるわけではなく 沢の中に道標があるわけでもなく バリエーション登山となるわけで ルートファインディング、読図 浮き石、落石に対する観察力 滑落に対するバランス良い丁寧な動き 鉄砲水など天候急変に対する避難 滝…

ナイトハイクのススメ

7月に入り暑くなってきました さてみなさんはどこを登りにいかれるでしょうか? アルプス登山を予定されている方も多いと思いますが なかなか時間がとれない方! トレーニング山行をしたい方! におススメなのがナイトハイク! 少し涼しくなってきた夕方に…

リスク回避 vol.1

山岳事故が多発しております。 「自分の命は自分で守る」 そのためにはあらゆるリスクを回避していかなければなりません! 六甲山の最難ルートと言われる西山谷 「落石」「滑落」「道迷い」「増水」「毒生物」 リスクが満ちている上に携帯電話は繋がりません…

お知らせ

岳人6月号に 「屋久島前障子岳南西壁」 ロクスノ064に「利尻岳クライム&ライド」 掲載していただいております。 井坂ガイドの「グランドジョラス北壁」も必見ですよー!

テントが活躍する時 vol.1

室内で勉強する子供たちを野外に連れ出したい! 図書館の熱意ある想いから始まった 野外図書館イベント。 ちょっとスリルあるハイキングやクラフト作成などで盛り上がる とーても豊かになれるイベントなのです。 しかし難しいのは子供たちをコントロールする…

島田ガイド塾 読図

地図を読むことができれば登山の可能性は大きく広がります。 常に現在地を把握するために地図上の標高差や距離感と、 実際歩いて感じる標高差や距離感の擦り合わせ、 みなさん熱心に練習されていました。 比良岳の頂上の広さのイメージは? 比良岳〜葛川越ま…

奥秩父の残雪

この時期にはめずらしく奥秩父へ行きました 瑞牆山から金峰山の景色はこのような感じ 平日ながら登山者もそこそこおられます しかしアイゼン、ピッケル携行していない方も 結構おられ困っている方も、、、 手前の岩は南面で風通しも良く完全に溶けています …

5月上旬の北アルプス展望

剱岳や乗鞍岳に出かけておりました とてもいいお天気でしたので みなさまにも少しお楽しみを! ↑剱岳から見た剣沢と立山連峰 アイゼンとピッケルの操作 確実な歩行技術が必要です いつかみなさんも挑戦してみて下さい! ↑乗鞍岳から見た北アルプス穂高連峰 …

登山靴の使い分け

ゴールデンウィーク前半は大峰南奥駈ガイドでした。 十数キロを背負って10時間も歩く縦走路 初めての長期縦走で足が痛くなった参加者が 縦走にはどのような靴が向いているのかと、、、 ある方は岩稜や雪稜好みですので堅めの靴を一足を使用 ある方は歩き重…

春山シーズン到来!

春山のみなさんの楽しみは何でしょうか? 今年は花の開花が遅いようですね ゴールデンウィークには 里山でイワカガミやイワウチワを代表とする 春花が楽しめそうです ↑滋賀県の北部 3日前 まだ1割程しか咲いてません! 一方で雪と新緑のコラボレーヨンを楽…

登山ビギナー特別講義

グランフロント大阪店にて 私の方でプロデュースさせて頂いている 登山ビギナー特別講義を開催しております みなさまお時間許せばぜひご参加下さい! 講義は無料です 4月15日(火)22日(火)19:00ー20:30 「ヨガ」ゆっくり登山+深い呼吸+山…

山の石から カラコルム ガッシャーブルムⅡ峰編

国立公園の中を歩く事が多い山歩きでは、石などを持って帰るのはご法度です。今回は1985年に行ったパキスタンカラコルムの8000m峰、ガッシャーブルムⅡ峰の岩質についてです。ヒマラヤの話は縁遠い話ですが、私たちの住む日本の山々も同様な地殻変動と浸食を…

不帰1峰尾根 アルパインクライミング&スキー

再びやってきた不帰Ⅰ峰尾根へ 断壁手前にてテント泊なかなか贅沢な景色 ↑カメラマン杉村航 ↑白馬ガイド高橋守 朝焼けとともにⅣ級岩場や雪壁の 断壁を乗り越えていく ↑島田 これからは雪稜 重たいラッセルで 体力が奪われていく ↑攻める山岳スキーレース6連…

上高地六百山

ガイドは島田と新井の二人で上高地の六百山に行きました。 急峻なルンゼを登るために、特に雪の状態が鍵になります。 暖かすぎれば、雪解けの影響から落石、雪崩のリスクは高まりますし、 新雪が積もれば、雪崩リスクは高まるためルンゼに入れない状態になり…

油断大敵!②

これは先週 伯耆大山で遭難事故があった日の頂上です 多くの登山者が午後から冬型気圧配置に変わる事で 悪天候を予想していたと信じたい所でしたが あのような事故が起きてしまいました この日の昼過ぎまでは疑似晴天といえる天候でした 私たちは少なくとも…

油断大敵!①

西日本の最高峰 石鎚山 もう10日前の事ですが この3月は季節の節目 雪の状態はほんとに油断なりませんよー ↓見た目は爽やかな新雪のきれいな石鎚山 ↓あなどるなかれ! 登山道は完全に新雪にカモフラージュされていた 急斜面のトラバース、落ちたらほんま…

利尻岳西壁継続登攀&アフトロマナイ沢初滑降

2014/02/28 19:55 利尻岳 私たち3名は一昨年に続き この利尻岳に再びチャレンジをした 腰ラッセルからランナーのとれない Ⅴ級の岩壁から始まる中央ルンゼへ 時には岩登り 時にはアイスクライミング 時にはブッシュ登り 時にはラッセル登り 苦労が強いられる…

冬山技術

同志社大学山岳部コーチとして比良は堂満岳にて冬山訓練です 山岳部の活動を例に少し冬山技術をご紹介 まずは風雪に負けないしっかりとしたテント設営やテント内での整理整頓は冬山テント泊の基本 ロープワークの確認、リード&フォローのクライミング技術を…

チャンス到来!

南岸低気圧が通過した今日 都会では交通網の混乱で騒がれますが 関西、東海、関東エリアの太平洋側では 私たち登山者には数少ないチャンスです! こちらは関西を代表する六甲山山頂 いつものハイキングコースが雪山に変身です 六甲山の槍と穂高 少しはアルプ…

初冬の様子

中央アルプスでは2000mあたりより腰から胸にかけてのラッセル 雪多いですねー 南アルプスでも稜線上の雪の多さを見て取れます 仲間とこの北岳クライミングを目指していたものの 悪天と雪崩を警戒し中止に 新潟は山スキーで有名なかぐらスキー場上部でバ…

冬山シーズン到来!

このところ寒気が入り込んですっかり冬山シーズンになりましたね 私もようやく冬山スタートです 75リットルのザックをパンパンにして伯耆大山へ入山! 今回ご参加の方は初雪山テント泊ということで 個人装備以外のこれらを入れているのでザックが大きいわ…

2013年 「島田ガイド塾」

この一年、登山をこれから始めたい方に、 リアリティーのある写真とともに、 机上講座を行い多くの方にご参加いただきました。 また連動実技も登山の基礎となる、 読図、テント泊、岩登り、セルフレスキューなどを 中心に15回開催することができました。 …

GREGORY&マウントラボ 企画

御在所岳にて登山基礎講座をさせていただきました ご参加いただいたみなさまにGREGORY新作モデルを 背負っていただき、そのフィット感や使いやすさを感じながら 登山の基礎を2日間みっちりと致しました まずは「歩き方」 無駄なくスムーズに体重移動をしなが…

素晴らしい日本の山vol.9(屋久島)

太古の森に包まれた神秘の島 今回は屋久島のご紹介です! 屋久島は様々な自然の宝庫 縄文杉を代表とする屋久杉に圧倒される 「縄文杉ルートで出会う大王杉」 狭い島でありながら急速に流れ落ちる沢はどこも素晴らしい 「美しく厳しい永田川本流」 またここは…

秋山シーズン到来!

10月上旬 裏剱 仙人池 そろそろこのような紅葉になっているのではないでしょうか 美しい紅葉を静かに楽しむには、やはり防寒ですよ、防寒。 オススメは じっとしてても温かい!ダウンジャケット さらに温まるために!テルモス もりろん冷える前に!手袋 し…

イノシシ対策!

六甲山には野生のイノシシがウロウロとしています。 みなさんもみかけたことがあるでしょう。 先日このようなお電話が! 「風吹岩から雨ヶ峠を目指して山登りをしていると、 と、突然、イノシシにザックを噛まれて奪われたのです! また襲われると思うと追い…

素晴らしい日本の山vol.8(穂高)

夏と言えば北アルプス! 今回は雲上の楽園 穂高連峰のご紹介です 独標を越えて西穂高岳へ 午後の雷雨を視野にいれて出発時間はAM:4:00 一般登山縦走路最難関と言われる奥穂高岳への稜線 確実にそしてスピィーディーに奥穂高岳へ 奥穂高岳から北穂高岳の尾根…

素晴らしい日本の山vol.7(大峰)

日本独自の山登りの形 沢登り 今回は紀伊山地は大峰山系の前鬼川のご紹介 この猛暑でも驚く程冷たい前鬼川へ 美しい花崗岩のゴルジュと透明度の高い川 連続するナメ床に感動しない人はいないですね 涼しげな風景ですが 今回参加のみなさんが口にしたのは 思…

夏山シーズン到来!

7月になり気温も日々上昇し 夏山が恋しくなって参りました (写真は昨年8月の涸沢) 北アルプスなど3000mの山々へ みなさまも計画されている事かと思います 7月下旬まではこのように深谷にはまだまだ 雪が残っている場所もあります 現地情報を確認し …

素晴らしい日本の山vol.6(白山)

今回の素晴らしい日本の山は白山 ゴールデンウィークの様子をご覧下さい 砂防新道から南竜ケ馬場へ 広大な雪原が美しいですね 南竜にてテント泊 雪上でのテント生活を楽しみます 5月とはいえ冬型気圧配置になればこの通り 油断はできません 引き締まった朝…

素晴らしい日本の山vol.5(後立山)

今回の素晴らしい日本の山は 日本が誇るバックカントリースキーエリア白馬 3月下旬 穏やかな天候のなか クラシックルートの天狗原〜風吹大池へ 3月下旬 白馬乗鞍上部はアイスと新雪 下部の金山沢はザラメ雪 4月上旬 唐松無名沢は思いもよらぬパウダースノー …

想像する vol.1

「山で遭難したくない!」 誰もがそう思いながらも起こってしまう遭難事故。 使える知識・技術を学び 自分の体力を知り 当日の自然のご機嫌を伺い 想像し考え冷静に行動すれば ほとんどのケースは防ぐことができます。 今回は想像する大切さをお伝えします。…

道具が喜ぶ時 vol.6

2月上旬 八ヶ岳 ジョウゴ沢 日本登山医学会研修にて吹雪の中のアイスクライミングや懸垂下降 つかぬまの休憩時にはここでみなツェルトを被って風を切り保温を していました。 さてここで、今回は冬山での強い風に対して身を守るためのお喜び道具を ご紹介! …

冬期ハイキング

1月14日(祝)南岸低気圧が通過するとみて 六甲山上に場所を変更し冬期ハイキングの実践 穂高湖はご覧の通り こちらでの雪上歩行での皆さんの感想は 「この湿った新雪ではアイゼンがなくても歩ける」 でも登山路をわざと踏み固めると 「圧雪されると滑り…

道具が喜ぶ時 vol.5

1月上旬 伯耆大山(島田ガイド事務所 グループオーダープラン) お正月明けに積もった雪を利用し 大山の中腹にて雪洞泊。 こんな時に役立つお喜び道具は!? スノーシュー (軽い積もり立ての雪上歩行に) ショベル、スノーソー (雪洞作成の必須アイテム)…

道具が喜ぶ時 vol.4

11月下旬 九州/祖母山 12月上旬 比良/蛇谷ケ峰(好日山荘登山学校) 時より寒波の入る日本列島。 西日本とはいえ油断なりません。 冬型気圧配置になればご覧の通りの環境になります。 こんな時に役立つお喜び道具は!? インナーウール手袋 (防寒、保温…

季節変わりのレイヤリング vol.4

10月上旬 越後三山 気温 朝:3℃ 日中:15℃ いつ雪が降ってもおかしくない朝の気温。 避難小屋は登山者が多く温かいものの、ひとたび外へ出ると寒い! 冬用肌着+フリース+インナーダウンジャケットのレイヤリングでした。 10月中旬 両神山八丁尾根 …

素晴らしい日本の山 vol.4(沢登り)

「山のぼり大好き」放送の六甲/逢山峡 身近な沢登り入門ルート 男塾(アウトドア塾)にて鈴鹿/愛知川に挑戦 台高/白倉又谷 美しい流れに酔えるルート 大峰/前鬼川 圧倒的な透明感を味わえる 大峰/東の川 沢周辺の岩壁と大滝は見事 高山/沢上谷 滑滝に…

素晴らしい日本の山 vol.3(大峯奥駈)

大峯といえば世界文化遺産の奥駈道 距離およそ100km 登降標高差およそ8000m 日本古来の山登りを楽しみ 七十五靡の行場を巡る縦走登山 独特で神秘的な世界感の奥駈道 時にはシロヤシオなど花々に魅せられ 時には頂上に立つ仏像に魅せられる 時に険しく…

素晴らしい日本の山 vol.2(立山)

5月の立山はまだまだ銀世界 コントラストの美しい別山 真砂沢を自由に滑降 真砂尾根の背後には剱岳 後立山を背後に岩と雪を楽しむ この美しい環境で研修が行われました 悪い条件での研修も身になるものです 夢中になる雪洞作成 登頂の喜び 4月下旬にオープ…

素晴らしい日本の山 vol.1(利尻山)

利尻島は素晴らしい遊び場 頂上からの夕陽と朝陽 ロウソク岩の登攀 大斜面の滑降 岩稜を抜けきわどい滑降 日本のパタゴニアと言われる北海道利尻島は あらゆるアルパイン的チャレンジを提供する場 もちろん雪山登頂も夏の登山も最高に楽しい場 これから少し…

お知らせ

会社帰りに山登りの知識を学べる、 好日山荘契約ガイドの「山登りの手引き」講座 「山登りの手引き」机上講座 山登り入門講座。 山登りをお勧めする理由「自然の力でリフレッシュ」「楽しくダイエット」 「五感への刺激」「体力」「仲間」についての話から、…

季節変わりのレイヤリング vol.3

3月中旬、六甲山周辺 気温約10℃ あたたかいので、夏用肌着とフリース1枚のみ 3月中旬、鈴鹿霊仙山、気温約5℃ 登りはすぐにからだが温まり、冬用肌着とフリース1枚 それでも昼食時は、気温は2〜3℃、風つよし そうなると、冬用肌着とフリース1枚では寒…