好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

秋の白馬は最高に気持ちがいいです!!

お店の定休日(水曜)と晴天が重なったので山へ。

 

この日は、自身のトレーニング、紅葉狩り、製品テストと土曜日からオープンする白馬マウンテンハーバーの見学と盛り沢山な内容。

 

自宅(標高700m)を出発して素晴らしいトレイルを走って白馬岩岳の山頂へ。

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出発が遅く、紅葉と冠雪の山頂付近は雲の中・・・。

 

今回テストした服は、

GORE-TEX SHAKEDRY™ プロダクトテクノロジー | GORE-TEX

使用のアウターウエア(テスト段階の非売品)と

晴天&低湿度というトレランには最適でテストには不適切な条件でしたが、どちらの製品も素晴らしいパフォーマンスでした。ゴアテックスシェイクドライは簡単に言うとゴアテックス素材剥き出し!!外張りのナイロンが無い為に透湿性は抜群。体感ですが通常の2.5層もしくは3層のジャケットと比べて蒸れ感に関しては2~3割くらい快適に感じました。バーグハウスのジャケットはこの夏多くの山で活躍してくれましたが、トレランで使用するのは初めて、シェイクドライと比べると透湿性の数字的には劣ると思いますが、特徴のボディーマッピングベンチレーションの効果は絶大でこちらも快適に走れました。いずれのジャケットも軽量でトレラン、ライト登山、雨具として素晴らしい製品でした。

 

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走り切って倒れそうでしたが、こんな素敵なテラスで休憩

 

明後日(6日 土曜日)に近は素敵なカフェもオープンします!!

 

これからいよいよ紅葉も本番。是非白馬に!!

 

良いお休みでした。

明るい方が良い。

秋です。日没が早くなってくる時期ですね。

先日のナイトハイク講座は午後6時くらいが日の入りでした。空が開けた山道だと明るく感じますが、樹林帯は暗く、ヘッドライトが必須です。f:id:yoshida1487:20180927123406j:plain

登山に使うヘッドライトを選ぶときのポイントは、1にも2にも「明るさ」です。細かい機能はさておき、暗い山道を歩くのに「明るい」に越したことはありません。f:id:yoshida1487:20180923181110j:plain明るいという事は、目の前が明るくなるだけでなく、遠くから確認できる(してもらえる)という事。これは、自分の位置を知らせるのにとても重要です。昼夜関係なく、救助要請などヘリに照射することで気付いてもらえる事もあります。

壊れていないのに、買い替えたくなる装備の1つがヘッドライト。新しいモデルが出るたびに、「さらに明るく」なっているので、買い替えようか…と悩みます。使う頻度は多くないかもしれませんが、必ず登山時にはザックに入れておくべき装備でもあります。

講座に参加された方の中で、ひと際「明るかった」のがコチラ☟

実際に山で使っているのを見て、欲しくなりました。PETZL社のヘッドライトを長年愛用しておりますが、どれもトラブルもなく、安心して使っています。まだまだ使えるのに、買い替え時でしょうか… f:id:yoshida1487:20180923185416j:plain

ヘッドライトはLEDが登場して以来、他の登山装備に比べ進化が驚くほどに早いです。光量をセンサーで自動調整したり、照射時間を設定できたり、充電バッテリー搭載だったりと、様々な機能がUPして、さらに使いやすくなっています。10年程前なら200ルーメンで10000円前後しましたが、今や5000円程で買えます。5年も使うと、もう前世代です。f:id:yoshida1487:20180927123534j:plain

あまり使わないので、明るさよりも価格で選んでしまいがちですが、やっぱり少しでも「明るい」方が良いです。安全にも繋がりますし、暗くて困る事はあっても、明るくて困る事はありませんので。

色々な製品が並ぶ中、「ルーメン」と「照射距離」を基準に、自分の登山スタイルに合った機能を考慮して選ぶようにしていただければと思います。(講座では200ルーメン以上をお願いしています)

5年以上使っている方は、是非最新モデルをチェックしてみて下さい。買え替え時かもしれません。

 

秋だ!山をはじめよう。九州の山もいい時季です。登山学校レポート

9月の登山学校実技講座 九州編レポートです。

 

①9/15(土)読図とナイトハイク/貫山

この日の朝は、雨。夕方より雨は上がり曇り空の中

読図をしながら出発です。

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読図をしながら、名物「キス岩」にご挨拶。

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羊群原、ドリーネが美しいですね。夕日も見れました。いよいよ山頂へ。

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明るく映っていますが、山頂は濃い霧が迎えてくれました。2M先が見えない……。

貫山から下る途中、夜景を楽しめ、下山間近、月と星が姿を現しました。

 

②9/17(月・祝)はじめてのヨガと山メシ/高祖神社 

山登りが大好きなヨガ講師、野田洋子先生に

山登りにオススメのヨガをレクチャーしてもらいました。

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その後は、それぞれがバーナー、コッヘルを使って山メシ作り。

はじめてバーナーを使う方がほとんどでドキドキ・ワクワクでしたね。

メインのクリームシチューパスタ。

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デザートのほくほくバナナ

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ドリップコーヒー飲み比べ。(フィルターとパーコレーター)

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今度は、山に登って、山メシを作りましょう!

 

③秋から始めよう 3座ミニ縦走/叶岳~高地山~高祖山

はじめての登山で3座縦走に挑戦しました!

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 大きなお地蔵様ですねー。

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1座目。叶岳は立派な神社があります。

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2座目。高地山。手前に展望台があります。

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3座目。高祖山。ヤッター!!

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展望もいいですね。

下山路は急でしたが、慎重に下って無事ゴール!

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ご参加ありがとうございました。

またのご参加お待ちしております。

 

★ステップアップしたい方にオススメの実技講座【10/20(土)山での危急時対応】>>>

◎夜の山を歩こう【10/7(日)読図とナイトハイク】>>>

九州での机上講座>>>

九州での実技講座>>>

ご参加お待ちしております。

白馬周辺紅葉情報

夏が終わり少しずつ秋が深まってきていますね。

白馬周辺の山々も少しずつ木々の葉の色が変化してきました。

 

白馬村観光局さんのお写真をお借りして最近の山の景色をお伝えします。

 

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八方ゴンドラから1時間半でこんな景色が!! 八方池越しに眺める不帰

 

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ナナカマドは2000m前後の標高では既に赤く色づいています。後は白馬三山

 

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この景色を見登山者は幸せですね!!秋は空気が澄んでいる日が多く秋晴れに映える美しい秋の雲。

 

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 おまけ。 白馬小学校の運動会。こんな絶景の中で育つ白馬っ子たちは幸せだー。

白馬の大玉ころがしは、ジャンプ台(体育館の右)から転がり落ちてきます。(笑)

 

私は、紅葉、温泉、食事、お酒をセットで楽しめる10月の山が大好きです。

皆さんも夏の終わり=登山の時季はおしまい。ではなく、秋、冬と引き続きの登山を楽しんで頂けると嬉しいです。

 

白馬も良い季節ですので是非お越しください!!お待ちしております。

 

(写真: 白馬村観光局)

秋の夜長に読書はいかが。 九州発 祖母山を特集!「のぼろ秋号」発売

九州発、西日本新聞社「季刊のぼろ」 秋号は祖母山特集。
祖母山は日本百名山の一つでもあり、人気のある山でもあります。

祖母山へのルートはいろいろとあり、なかなか歩き応えのある山です。
祖母・傾山縦走(2泊3日)なんていつかやってみたいと思う方も多いのでは。

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縦走レポも載ってます。読んでいるとまた、行きたくなります。
以前私も歩きましたが、いやーきつい!!でも素晴らしいルート!

また行きたくなります。

秋の紅葉をどこにしようか考える時、

祖母山も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

私も障子岳を書かせて頂きました。

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三尖~黒岳~親父山~障子岳をぐるり一周でき、ハードだけど素敵な穴場のルートですよ。

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のぼろ編集部をゲストに招き特集の「祖母山」講座を開催します。
■日時:10/10(水)
■会場:福岡パルコ店
■時間: 1部 15:00-16:30
    2部 18:00-19:30

持ち物:のぼろ22号(店内で当日購入できます))
参加費無料

各回10名様定員です。
満席になり次第締め切りとさせていただきます。
ご参加お待ちしております。

詳細・申し込みはこちらから>>>

 

祖母山だけではありません、くじゅう在住のガイドをゲストに招き

「くじゅう」講座も開催!!

 今年もきれいな紅葉が楽しめるといいですね。

詳細・申し込みはこちらから(福岡パルコ店)>>>

               アイム小倉店>>>

くじゅうへ行こう!実技講座↓↓↓

①博多発バスハイク 久住山>>>

②秋の夜長をJAZZに酔いしれるIN法華院温泉山荘>>>

③初冬のくじゅうを法華院温泉に泊まって満喫>>>

 

その他九州での机上講座>>>

その他九州での実技講座>>>

 

ご参加お待ちしております。

 

 

 

 

 

山は秋です。

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このたびの台風21号で被災された皆様、また北海道を震源とする地震で被災されたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。今後の被害の拡大がないことを心より祈念しております。ご不自由な日々をお過ごしの方もいらっしゃることと存じます。1日も早く平常通りの生活に戻られますことをお祈り申し上げます。

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8月中旬から台風や前線の影響で、皆様と同じく私の山行もキャンセル続き。悪天の合間ではありますが2回ほど山に行く事が出来ました。9月初旬の標高2400m、立山室堂。イワイチョウが黄色になり草紅葉が始まっています。

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こちらは9月中旬の裏銀座の稜線。ウラシマツツジが紅葉し綺麗でした。周辺カール内のナナカマドも少し赤くなり始めていました。今年は紅葉が早いかもですね。

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参考までに最近の私のレイヤリングです。ベースレイヤーは長袖のメリノウール。

に、↑のフリースや軽量なウィンドシェルを着たり脱いだり。ベースレイヤーの上に2つを組み合わせて行動しました。モジモジ君?と言われたりしますが、パタゴニアR1のようなフードはニット帽やネックウォーマーがわりになるので大変重宝します。

※この時期はそろそろニット帽もあると良いかと。

標高2000m以上の山では朝晩の温度は一桁台。肌寒い時の休憩時には、↑のような耐水性を備えたダウンのような軽量化繊インサレーションを羽織ります。この時期は日射が無いと数分、休んだだけで体が冷えてしまいます。さらに汗で濡れ状態であれば熱が奪われるスピードはとても早いです。休憩時に体を冷やす事なく休憩後も行動を続けれるようにすることはとても大切。と、グローブもお忘れなく。

登山はストップ&ゴーの繰り返し。秋のこまめなレイヤリング調整、気にしてみてくださいね。

 

 

備えあれば。

暑いと言っても、季節は暦通りやって来るようです。

これからの季節に気を付けたいのが「ハチ」と「クマ」。アシナガバチとキイロスズメバチに刺されたことがあるので、アナフィラキシーショックに過敏です。

虫刺されには、ポイズンリムーバなどで応急手当をしますが、そもそも事後処置なので、刺されたくない人にとってはあまり意味を持ちません。f:id:yoshida1487:20180822180008j:plain

では刺されないにはどうするか…

まず、巣に近付かない事が一番大事です。近付きすぎると「虫よけスプレー」「黒っぽい服を着ない」などの防衛策はまったく期待できません。 いくら気を付けていても、やって来るハチに刺されないためには「ハチを撃退」するしかないのです。

そんな時必要になるのが、コチラの撃退スプレー。f:id:yoshida1487:20180822180758j:plain

来たら迎撃する。そうです、専守防衛です。先制攻撃ではありません。瞬時に一撃することが大切なので、キャップ式でない方がベター。ザックの中に入れていてはいけません。瞬時の一撃に間に合いませんので、すぐに取り出せるように携行しなければいけません。

例えば、ボトルホルダーに入れる。すっぽり入るので携帯性も良さそうです。値段が1500~2000円くらいと、ちょっと高い。

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私が使っているのは、コチラのトレッキングポールカバー。

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こちらは780円(+税)と、コスパ最高。 ネオプレーンでできているので、伸びてピタッと入ります。

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噴出口を隠さすに、携行できるのがポイントです。カバー入口のベルクロに、アクセサリーカラビナの結束リングを通して完成。

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後は、すぐ手が届くところに取り付ければOK。

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刺されない方法ではなく、スプレーの携行方法です。皆さんも色々工夫してみて下さいね。

目の前に現れた1~2匹を蹴散らすくらいですので、大群に囲まれてしまっては逃げるしかありません。基本的に巣を守るために、攻撃してくるので巣から離れれば、深追いはしてきません。

それでも、もし刺されたら…

姿勢を低く避難して、患部を流水で洗い流して、針を抜いて、リムーバで吸引して、抗ヒスタミン軟膏を塗って、患部を冷やす… そんなこと山の中では中々できません。すばやく医療機関に向かいましょう。山深い場所だったり、症状が悪くなりそうなら、迷わず救助要請してください。山でも街でも一緒です。

9月1日は防災の日。

自然災害が多い季節ですので、防災の意識を高めていただくための講座を企画しています。お近くの方は、是非参加してみてください。

【災害時に役立つ登山スキル】

■9月5日(水)横浜西口店 詳細はコチラ

■9月6日(木)池袋西口店 詳細はコチラ☜

好日山荘HPでも防災特集やってます。

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 備えよ常に!です。