好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

好日山荘登山学校実技講座 「縦走ロングトレイル/若杉山~宝満山」ご参加ありがとうございました。

7/1は、梅雨の中休みで雨が降らず天気に恵まれました。

福岡では、縦走の登竜門の一つでいつかは行きたいと思っている方が多いルートです。

主な山頂は、
若杉山~砥石山~三郡山~仏頂山~宝満山とロングルートです。

ゆっくり歩く、水分補給、エネルギー補給をコマメにする事を

特に注意しながら歩きました。

みなさん頑張って、無事完歩できました!
また、時折涼しい風が吹き癒されました。

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若杉山~宝満山へ歩き切った「宝満山」での蔓延の笑み♪

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若杉山の先の展望台より三郡山を見る

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三郡山へ到着。ピークのゴール、「宝満山」が望めます。

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宝満山直下のキャンプ場

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宝満山より来た道を振り返る(よく歩きました~♪)

みなさんで協力しながらロングルート制覇できました!

ご参加ありがとうございました。
またのご参加お待ちしております。

 

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今年も利尻島へ

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昨年に続き、最北の百名山利尻岳に行ってきました。

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寒気が流入し、前日はみぞれ。私達が登った日には樹氷が形成されていました。私は半袖のベースレイヤーの下にドライナミックメッシュレイヤーを着て、薄手のフリース、それに薄手の化繊ダウンを脱いだり着たりというレイヤリングでした。f:id:asahiryuta:20170620133549j:plain

天候に恵まれれば、素晴らしい眺望。山頂とベースになる街との標高差が約1700m。標高を100m上がると気温が0.65度下がり、風速1mの風があたれば体感温度は1度下がると言われていますから11.5度の気温差があります。山麓が15度でも山頂付近は3.5度。これに風速10mがふいていれば、体感温度は-6.5度となります。さらに汗や雨等で体や衣類が濡れている時に風を浴びれば、より早く体温は奪われていきます。そんなコンディションではドライナミックメッシュレイヤーは大活躍でした。f:id:asahiryuta:20170620133601j:plain

ザゼンソウ。

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マイヅルソウの群生。

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食も魅力ですね。ホッケのちゃんちゃん焼きやイカ、ホタテ。

日本は素晴らしい!

テント泊にいい季節!

くじゅうのミヤマキリシマが最盛期を迎え、法華院温泉山荘も

ボウガツルのテント場も元気に賑わっています。
今年のミヤマキリシマはとても美しい事は前回お伝えしましたが、
一度ではもったいなくテント泊をして、ピンク色に染まったくじゅうを

のんびり満喫してきました。

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(色とりどりのハナが咲くボウガツルのテント場)

★6/13情報★
平治岳はピークを少し過ぎ、三俣山、扇ヶ鼻が満開で見頃を迎えていますヨ。

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(三俣山付近)

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(扇ヶ鼻付近)

テント泊に必要なもの!衣・食・住を自分で背負って歩きます。
(なんだかカッコ良く聞こえます)
テント、マット、シュラフ、コッヘル、ガスバーナー、美味しいつまみ…などなど
間違いなく、重くなります。

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(今回の装備)

重いですが、テント泊は、自分の空間、時間をコントロールできます。
この季節は、寒すぎず暑すぎず気持ちが良いですよ。
夜は冷え込みますので防寒具はお忘れなく。

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(きれいにザックに納まるものです)

山々に囲まれて、温泉(500円)にも入ることができ、
小屋の売店では、生ビール、食事、土産も販売してますよ。
テント泊デビューするには、とてもいい場所です。

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(ひとり一品持ち寄り♪)

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(山を眺めながらの朝のコーヒーは格別!)

 

テント泊デビューをしたい方向けに講座を開催します。
アイム小倉店

福岡パルコ店(満員御礼です。ご了承ください。)

また、最新号、季刊のぼろ夏VOL.17は
特集「1泊2日の山旅計画」です。

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行きたくなる山が見つかると思います。
今号にも登場させていただきました。

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店内にて好評発売中です。

まずは、本を読んで行く山を決めるのもいいですね。

九州での机上講座はこちら

九州での実技講座はこちら

いつもの場所になります。

講習をするのに良い山はないかと、ウロウロするのですが、なかなか好条件の山が見つかりません。

私の中の好条件とは、

①交通のアクセスの良さ

②大人数でも休憩できるスペース(トイレ)

③講座の趣旨に合致している

④登山者が多くない     

などなど。

今回は『岩場の歩き方』に適した山を求めて、市郊外へ行ってみました。f:id:yoshida1487:20170611153208j:plain

写真は本峰手前の無名峰。標高700mほどの岩峰。上部が岩稜です。f:id:yoshida1487:20170611155458j:plain

 アプローチは程よい30分ほど。f:id:yoshida1487:20170611155639j:plain

いい感じの高度感です。そして、講座の趣旨に合致するのか…f:id:yoshida1487:20170611160032j:plain

なかなか絵になるロケーションです。f:id:yoshida1487:20170611180525j:plain

トラバースもあり、なかなか面白いルートなので〇。登り切ったあとは、同ルートを下るのは難儀なので縦走路を歩きます。f:id:yoshida1487:20170613122254j:plain

待っていたのは、小刻みなアップダウンと難儀な笹薮でした。全行程の1/4程しか岩場は現れませんでした。趣旨としては△、 人が多くないのは〇。逆にトレイルが荒れていて、ちょっと不安になりますが、地図読みにはいいかも。という具合に、こちらの都合が良い山を見つけるのは難しいです。なので、やっぱり講座や講習は決まった場所になるようです。

そんな次回の実技講座は、7月15日(土)に【山での危急対応を学ぶ】in 松笠山を開催します。

夏山シーズンを前に、危急時に対応するセルフレスキューを学んでみませんか?いざと言う時、山で役立つ技術を身に付けましょう♪

日韓交流事業

ガイドの島田です
今回はお隣大韓民国のお話です
日韓交流事業で国立登山研修所の講師として
韓国の登山研修所といえる北漢山研修院に
訪問し研修や視察に行きました!

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韓国は日本以上に登山が人気のスポーツであり
レジャーでもあります 国立公園と共同でたくさんの
アイデアで登山研修や野外教育プログラムが組まれ
講師たちは大忙しです
雪岳山(ソラクサン)国立公園の
蔚山岩(ウルサンバゥィ)をバックに
ユニホームを交換してはいキムチ!

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雪岳山国立公園はロープウエイで
岩山風情を楽しみに行かれる観光客も
一般登山でこの山域の奥深くへ縦走する登山者も
そしてスケールの大きいクライミング
300mもあろうかというアイスクライミング
冬山登山とここは韓国随一の登山エリアです

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韓国の遭難対策協議会ともいえる救助隊チームと
合同研修、、、あれ災害対応て書いてる、、、

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8ピッチほどのルートで安全の構築
考え方や技術など研修しています
いえ遊びではありません!お仕事です!

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山岳博物館や北朝鮮との軍事境界線
市内の登山店なども色々視察しました
いえ観光ではありません!お仕事です!
特筆すべきことは国立の登山学校が新たに
新築されること!登山人気と共に行政の
登山に対する取組が素晴らしいです
登山店も登山口やソウルの中心部には
数十件並んでおります 凄い!

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それはご覧のとおりソウルを見渡せる数々の岩山
ここは北漢山国立公園(インスボンなどがある)は
登山なら往復2-4時間で楽しめる整備された登山道が
たくさんあります
そしてクライミングルートも山ほど、、、
日本で例えるなら丹沢や六甲山がもう少し低くなって
山の地形や環境が小川山になった感じですね
そりゃ登山学校も登山店も忙しいわけだ!

韓国の登山とともに歴史文化も色々学ばせて
いただきました お隣の登山大国 韓国
熱いおもてなしと辛旨の日々に感謝です
今度はプライベートでしっかり登りに
いきたいものです

東海の近くて良い山

といえばやっぱり『御在所岳』を思い浮かべる方が多いかと思います。

私も東海地方に暮らし始めて早4年になりますが、近くで一番登っている山が御在所岳です。

公共交通機関を使ってのアクセスは良いとは言えないものの、マイカーを所有されている方の多い東海地方の方にはさほど問題ないようです。

御在所岳の特徴としては
1.家族登山でも登れる登山道
2.マルチピッチを含むクライミングエリアがある
3.冬は積雪があり、アイスクライミングもできる
4.通年営業のロープウェイで山頂まで行ける…!!

ちなみに御在所岳の標高は1212m。そこまで標高は高くないものの、冬は厳しい冬山に豹変したり、夏も風が吹いてそれなりに涼しいです。

 

今年は特にたくさん御在所岳で遊ばせてもらっているので少しだけおすそ分けを…

2月のアイスクライミング。蒸し暑い今の時期に見ると涼しそうで良いですね~!!寒いか…この時はアイスクライミングに時間を費やすためにロープウェイでの上下山でした。通年営業のロープウェイは心強い!f:id:isakamichihiko:20170609131228j:plain

 

続いては3月の大黒尾根。雪稜、岩稜、草付なんでもありの良いルートでした。今年の冬はお客様をお連れしたいなあ。f:id:isakamichihiko:20170311102845j:plain

 

そして雪が溶けたら登山へ。後尾根から見る藤内壁も迫力があります。f:id:isakamichihiko:20170609131636j:plain

 

上の写真の右側の岩稜が前尾根です。マルチピッチの入門的なルートです。長くて爽快です。f:id:isakamichihiko:20170609132116j:plain

 

クライミングの経験を積んだ方は中尾根へ。クラックが多く、挟まったりしながら登ります。懸垂下降もあって充実します。f:id:isakamichihiko:20170609132240j:plain

 

その他にも読図講座やロープワークの講座も御在所岳で開催しました。
また秋に開催予定ですので是非ご参加下さい。
机上講座に関してはコチラ
一つの山でも、季節や登り方によっていろいろな楽しみがあるというのは良いことです。みなさまも山をいろんな遊び方で楽しんでくださいね。

 

山岳ガイド 井坂道彦のホームページ

Reach Up Mountain Guide 井坂山岳ガイド事務所 - Reach Up Mountain Guide

20年に一度の美しさ?!

九州北部は梅雨入りしました。
くじゅうでは梅雨入り前後楽しめるピンク色のミヤマキリシマが見頃を迎ています。
6月4日の山開きはたくさんの人で久住山は賑わっていました。

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~ミヤマキリシマ情報~
立中山は満開。
平治岳もほぼ満開です。
大戸越から見上げる景色は目を見張るほどです。
三俣山、扇ヶ鼻も蕾がたくさんついておりその後に楽しめるでしょう。
今年は、花芽がたくさん付き、辺り一面、新緑の緑とピンクのカラーは圧巻です。

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日帰りはもったいない!
山小屋、テント泊もいいですね。

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山小屋はこの時期は満室の事が多いです。

~山小屋利用、ワンポイントアドバイス~
●登山靴の間違えに注意。
同じ靴があります。自分の靴に分かりやすいように
目印などを付けておくと間違い防止になります。

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(靴箱に入らずトレーに入れてます。)

●ビニルの音は寝静まった後や朝早くガサガサすると実はとても迷惑です。
寝る前までにパッキングは済ませておきましょう。
ビニル利用でなくスタッフバックを使うとガサガサ音がせず安心ですよ。

見た目も楽しめます。

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●大部屋を利用する際に悩まされるのがイビキ。
気になる方は、耳栓を利用するのもいいですね。

譲り合って快適に楽しく利用しましょう。

ミヤマキリシマは、6月半ば位まで十分楽しめそうです。